1960年代のホンダ
1960年代に入り日本のモータリゼーションが幕を開け後発メーカーとしてホンダが産声をあげました。
日本の自動車産業は元々戦時中の飛行機メーカーが戦後平和利用へと転向して興した会社がほとんどで、日産の前身プリンスにしてもスバルにしても、中島飛行機という飛行機メーカーのエンジニアが創めた会社でした。
そんななか後発メーカーのホンダはバイクメーカーとして創業しましたが、後に4輪にも進出することになりました。創業者の本田宗一郎はおもしろい仕組みを数多く発明し、斬新な形で具現化していきました。
バイクの最初のガソリンタンクの試作バージョンは『湯たんぽ』だったりします。そんなホンダは国内メーカーでは後発でしたが発想が斬新で面白いものを多く発明していきました。
日本のモータリゼーションにも大きく貢献したメーカーの一つと思われます。
前置きが長くなりましたが、本日はホンダS500のお話をしたいと思います。
1963年10月にS360の構想を具現化した形で発売されました。
まだ自動車産業がエンジンを設計するところの黎明期にDOHCエンジンを開発して軽自動車に搭載するあたりが斬新です。S360は市販には至りませんでしたが、S500は市販車として販売されます。
しかし、面白いことに1964年1月にはS600を発売します。たった3ヶ月で後継機種を発売する当たりが、黎明期の混沌の様子がよくわかる感じで面白く同じような車両で360CC、500、600CCのエンジンがありしかも全てDOHCというのがホンダらしいと思いませんか。。?
たった3ヶ月でどの程度売れたのかすらわかりません。S600のプロトタイプと言っても良い感じのクルマです。なんで発売したのかはよくわかりませんね。。
でも、超レア車として現存するクルマがあったら、超高値がつくんでしょうね。。中古車で流通しているとは思えませんが。。博物館にしかないのかもしれませんね。。S600なら現存するクルマも多くあるのでは。。?
今一体いくらするのでしょうか。。?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2747328450/index.html?TRCD=200002
そんなに高くありませんね。。ハコスカ買うなら全然現実的です。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU0394362574/index.html?TRCD=200002
これもそうですね。すっかりクラシックカーですが、S600やS800はまだ現実的に手が出せそうです。
S500は発見できませんでした。わずか3ヶ月の発売期間で当時まだ購入できる人が少なかったのでしょうね。。
本日は国産車黎明期ホンダS500のお話でした。
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