1992年~1999年
小型車ながらDOHCバブル時代地味な名車
国産車の黄金期は1985年から1993年までのバブル経済が絶頂期のクルマを言います。
絶頂期に開発を始めたクルマやエンジンなどが多く、本当の意味でお金をふんだんにかけ開発された脂の乗り切ったいいものが多く存在します。
バブル崩壊後はクルマの価値観が180度変わりクルマを取り巻く環境が目まぐるしく変化しました。
自動車メーカーも目まぐるしく変化していきました。今では絶対に製造されないだろうエンジンや面白い仕組みなど、当時ならではのものが多く見られます。
本日はバブル時代に開発され、崩壊直前にデビューした2代目マーチについてお話したいと思います。
2代目マーチは1992年に発売されます。エンジンレイアウトは初代踏襲のFFでした。
エンジンが当時新開発のDOHCエンジンで1,000CC、1,300CCエンジンがあり、1,000CC58ps1,300CC79psと数字だけ取ったら出力自体はそんなに高出力ではありませんが。。
このエンジン街乗りでもストレスなく吹け上がり、その気になって強く踏み込むと軽く吹け上がる気持ち良いエンジンで軽い車体と相まって非常に乗り心地の良いクルマに仕上がっていたんです。
新開発はエンジンだけでなく、プラットフォームも同様でバブル絶頂の一番いい時期にお金をかけて開発しただけあるものでした。
1000CCエンジンにDOHCってありませんよね。大体がSOHCエンジンで、しかもどうでもいいというか、そんなに期待もしないし、できないような代物ででした。
事実このクルマのライバルと呼ばれるクルマはトヨタでいえばスターレットだったり、スズキカルタスだったり、1300CCクラスのSOHCエンジンでした。
そんな中1000CCで700kg前後の車重にDOHCエンジンを奢られたマーチは街乗りからワンメークレースまで幅広いジャンルで人気がありました。
事実1992年から1996年までで約14万台も販売するほどの大ヒットとなった密かな名車です。
初代マーチには1000CCながら、SCとターボを搭載したなんでもありのスーパーターボなるものが存在していましたが、2代目マーチでは1300CCエンジンがそのスーパーターボを十分凌ぐ
パワーとトルクを兼ね備えていたんです。
残念ながら発売は92年なので、すぐにバブルが崩壊して、クルマの概念は低燃費、節約、省エネなど本来であればこのクラスのDOHCは大騒ぎされてもよいほど話題になるはずですが、当時の日本の環境からすると、世間的にはあまり歓迎され無かったようです。
国外での評判はすこぶる良く、ミニやフィアット500に匹敵するくらいの名車と言われていたんです。
エンジンもさることながら、大人5人が乗車で窮屈ではないパッケージングも
素晴らしくコンパクトカーとしては傑作だと思われます。
そんな2代目マーチは今一体いくらするのでしょうか。。?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1864878586/index.html?TRCD=200002
ミニもそうですが、排気量が大きいほうがトルクもあって乗りやすいのかもしれませんね。
この時代のクルマもすでにものによっては20年以上経過しているので、ネオクラシックの世代に入ってきているんですよね。。
今程度がよいものを購入して維持しながら修理していくのも面白いかもしれません。
本日はバブル時代開発され崩壊直前にデビューした2代目マーチのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!