ハコスカ
1960年代は日本のモータリゼーションの幕が開けモータースポーツが盛んになり、参加する機会も増えてきました。
日本のモータリゼーションと切っても切り離せないクルマそれは日産スカイラインです。
本日は日産スカイラインハコスカに焦点を当ててみたいと思います。
1968年に3代目スカイラインは発売されました。
当時はまだ日本の道路もすべて舗装されていたわけではなく、地方に行くとまだ砂利道が多かったそんな時代です。
60年代開発のL型2000CC搭載車を中心に販売され、たった4年間で31万台も売り上げたモンスターマシンです。
当時はまだ選べる車種と買える車種が限られていたためかも知れませんが。。今の時代ではあり得ない数字ですね。。
L型エンジンは6気筒SOHCエンジンでターンフローと言って吸気と排気が同じ側に配置されている珍しいエンジンです。そのエンジンは1980年代まで生産された日産の名機でもあります。
出力は130psでツインキャブ今にしては普通の出力ですが、当時の国産車の中ではスポーツカーに匹敵するくらいのパワフルなエンジンだったんです。
このころの国産車はレースシーンのフィードバックがなされることが多く、プリンスR380というレースカーのエンジンを市販車にフィードバックしたバージョンも存在していました。
それはS20エンジンと言って直列6気筒DOHCエンジン当時の日本の市販車に搭載されるエンジンとしては極めて高級かつレーシー過ぎるエンジンでした。
6気筒DOHC、3キャブレター、出力は160pst当時の軽自動車が30ps程度の出力ですから言わずもがなですが。。
電子制御もないこの時代の超アナログなエンジンをまともに良い状態で維持するのは相当困難ですが。。
そのエンジンを搭載していモデルこそ初代スカイラインGTRです。
このクルマは当時のレースシーンでポルシェと死闘を繰り広げたことでも有名ですが、
当時の国産車のレースシーンで欠かすことのできない存在だったことは間違いありません。
国内レースシーンでは50連勝するなど華々しい成績を残したクルマです。
GTR以外のハコスカも市販車としては魅力のあるクルマで、今となってはクラシックの王道となっており、なかなか手が出せないクルマになってしまいました。
それにしても旧プリンス陣営が作るクルマは精度が高く、非常に良いものをつくるのに、日産との相性が悪いのか、微妙になってしまう車種も少なくありませんが、このハコスカはボディー開発プリンス、エンジン日産でしたが、そこそこの実績が残せたようです。
そんなハコスカは1968年~1972年までの4年間しか発売されませんでした。
丁度日本のモータリゼーションが幕を開け、そして成長し排ガス規制が入る少し前に生産を終えた、いいタイミングでデビューし、いいタイミングで引退したクルマだったんです。
そんなハコスカは今一体いくらするのでしょうか?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/10/700030076330180119002.html
これは超珍しいノーマル車です。ボディーの状態が見ないと分かりませんが。。結構お買い得ですね。。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/13/700057068130160823001.html
GTR仕様でもこの価格。それはそうですよね。。部品も今となってはありませんし。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/15/700020027430180807001.html
もはやこれが高いのか安いのかがわからなくなってきますが。。
20年前は400万円程度で購入できたのですが。。
当たり前ですが。。
クラシックはいいですね。でもちょっと手が出せませんね。。
クラシックになる前に乗っておけばよかったと思わせる1台です。なにせ30年前に買おうとしたときは60万円台で4ドアが購入できたので。。
でも2ドアのハードトップにのって見たかったと思います。
まぁガレージがある本当にこのクルマが好きな方が購入するクルマなんだと思います。
本日は日産ハコスカのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!!