最後のライトウェイト
日本の自動車業界の黄金期は1980年代中盤から1990年代前半92年くらいまででした。
このころの開発力は目を見張るものがあり、新たに開発されたエンジンやボディーを組み合わせた画期的な車が数多く登場しました。
マツダは1989年にユーノースロードスターを発売しました。
このクルマは1600CC NAエンジンに1tそこそこのボディの組み合わせで、まさに人馬一体のライトウェイトスポーツカーというジャンルを改めて世の中に知らしめたクルマです。
バブル景気が崩壊すると、日本車を取り巻く環境は劇的に変化ししました。
それまでの大量生産、大量消費から省エネ、節約などに切り替わり、それまでのパワー重視の自動車は次第に市場から消えていったのです。
しかしながらマツダのロードスターは市場から消えることはなく、ずっと進化を続けライトウェイトスポーツカーの分野においては常に先頭を走り続けていました。
2代目ロードスターはバブル崩壊から5年以上たった1998年に発売されます。
このころには世の中はハイブリットカーや省エネの低燃費のクルマへとシフトしていました。
あえて2代目ロードスターを発売するあたりは結構勝負師なのか、まだ、世の中に受け入れられる余地を見つけていたのかは分かりません。。
しかしながら、2代目ロードスターは初代ロードスターを踏襲しつつ進化を遂げた形で登場しました。
初代はリトラクタブルヘッドライトを搭載していましたが、2代目は衝突安全性を重視してそれを捨て固定ヘッドライトというエクステリアでデビューしました。
初代同様1600CC、1800CC NAの2本立てエンジンでオープントップ125ps、145psとそれぞれ人馬一体を目指した形で1tそこそこの車重はまさに、ライトウェイトを踏襲したモデルでした。
エクステリアは別として車重配分も変わり先代よりも扱いやすいクルマとなっていたようです。
2代目ロードスターには限定車が存在していました。
2ドアクーペと1800CCターボです。2ドアクーペはライトウェイトスポーツカーという意味においては分かる気がします。
ボディー剛性が上がり、補強パーツもなくなることから車重も若干軽くなり、単純にオープンモデルではない、ライトウェイトスポーツカーとして成立します。
ホンダS800クーペみたいなものなのでしょう。しかしながら、ターボは微妙で人馬一体のNA主体のモデルにあえてターボはあまり意味が無い気がするのは気のせいでしょうか。。?
2ドアクーペは350台限定モデルですが、今一体いくらするのでしょうか。。?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/17/700100046630180702002.html
2003年に発売された限定車なので、発売からすでに15年以上経っていますが、この走行距離は奇跡ですね。。
屋根がついていることから剛性もあがり、更にライトウェイトスポーツカーとしての価値は高いようです。
まぁアリなんだと思います。エクステリアは好みによると思いますが。。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/14/700117000830190905001.html
1600CCでもクーペがあるようです。こちらもそこそこの走行距離ですが、価格的には希少性も含めて、まぁアリなんだと思います。
ロードスターというとどうしてもオープンエアを感じながら、人馬一体の操作性を楽しむという感じがするので、クーペモデルはなくはないのでしょうけれど、個人的には希少性以外あまり魅力を感じられません。。
さらにターボはいただけません。。しかし、好みの人もいるのでしょうけれど。。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/12/941019091900505735002.html
まぁあえてロードスターでなくても良い大きさのターボ車です。コンセプトがよくわかりませんね。。
それでもこの時代にあえて新車で販売したものだと感心させられます。
本日はバブル崩壊後発売のすでに市場では居場所がなくなっていたライトウェイトスポーツカー2代目マツダロードスターのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!