R32と言えば
1990年代後半に花開いた日本の自動車産業の開発技術はまさに黄金期を迎え熟成に近い状態まで昇華していました。
1970年代の痛手を約10年近く引きずりつつもめげずに開発を行ってきた結果なのだと思います。
新開発の自動車はフラッグシップモデルに注目が集まり勝ちですが、実は密かにフラッグシップ下のモデルでも結構いけていてマニアックなモデルがあるものなんです。
本日はR32スカイラインのフラッグシップ下R32 GTS25タイプX・Gに焦点を当ててみたいと思います。
R32は日産自動車から1989年に8代目スカイラインとして発売されたクルマです。
ご存知の通り16年ぶりに復活したGTRにスポットライトが当たり他のグレードにはあまり注目されませんでしたが、
実は結構いけているグレードもあったんです。エンジングレードは2000、2500、2600とありましたが、GTS25‐X・Gというグレードは2500CCエンジンに4ドアのモデルです。
地味に見えるかもしれませんが、RB2500CCエンジンはノーマルで180psの出力を発生させるだけのパワーがあり、チューニングベースのエンジンとしても高い性能を評価されていたりします。
そしてスカイラインと言えば2ドアを思い出しますが、あえて4ドアで実用性もあり、しかも速いモデルと言えばGTS25‐X・Gですね。
RBエンジンと言えば日産お得意の6気筒エンジンですが、L型エンジンの後継機種なのですが、実はあまり費用を掛けられなかったため腰下はほぼL型エンジンの踏襲です。
そのため、鉄の鋳物を使用していますので、エンジンのシリンダーブロックはとても丈夫に出来ているのです。
ちょっとやそっとのボーリングやチューニングでもへこたれません。
そのため、エンジン特性がピーキーなGTRのエンジンRB26よりチューニングしやすく扱いやすいことからチューンナップの世界ではRB26よりもRB25をチューンして積み替えるショップが結構多いと聞いたことがあります。
そんなR32も発売から30年以上経っています。ついこの間発売されたと思っていましたが。。
どのクルマもそうですが、フラッグシップモデルばかりに注目が集まるので、実はその下のモデルが結構イケている場合が多いのです。
R32も4ドアがメッチャ渋いですね。しかもノーマルで180psすこしイジればかるく250ps超えてくるはずです。
4ドアのFRスポーツセダンというカテゴリーはすでに国産車では消滅していますが、AT5速で4ドア、そこそこ早くてカッコいいクルマです。
今なら探せばまだ程度が良い車体が手に入るかもしれません。
今一体いくらなんでしょうか。。?
残念!!!レア車のため発見できません。。
このグレード今後価格が上がると思われますので、4ドアFRセダンを狙っている方は要チェックです。
今後もさらに台数減って激レア車になること間違いありません。
本日はバブル時代日産R32スカイラインGTS25ーX・Gのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!