1970年代今の時代にはない
1970年代の日本の自動車産業は致命的な大打撃を受けます。
そのほんの少し前の60年代後半に日本のモータリゼーションは幕を開けそれが自動車産業の活性化だったり、自動車開発にとって有効な時代背景でありました。
1970年は万博だったり、その後の日本の高度経済成長だったり、開発にはいい条件が重なり、自動車作業は活気づきました。
1970年にトヨタはセリカを発売します。このクルマはそれまでにないデザインで近未来的な宇宙船のようなデザインでした。
今までの日本車にはないカッコ良さがあり、今見ても遜色ない、むしろ現代のクルマよりカッコ良いと思われます。
当初2ドアクーペのみの発売でしたが、マイナーチェンジのタイミングでリアゲートを設けたリフトバックが開発されます。
このリフトバックのデザインが秀逸でこれまでなかったデザインに更に磨きをかけた感じの超カッコいいクルマとして発売されました。
1974年のことなので、排ガス規制がすでに入ったか入っていないかのタイミングでした。
キャブレター搭載のエンジンは1600CC2TGと2000CC18RGのツインカムがラインナップされそれまでの2ドアクーペの1600CCよりもさらにグレードアップして登場しました。
当時のスポーツカーといえば1600CC程度の排気量のものが多かったのですが、2000CCのスポーツカーはあまりなくデザイン的にも非常に優れていたため、2000CCのグレードが多く販売されたようです。
2000CCでも1t程度の車重にツインキャブで145psの出力を発生させることができるクルマは加速良し、音良し、排ガス以外は何の文句のつけようもないクルマに仕上がっていたのです。
この車種には1600CCもありますが、車重を考慮すると2000CCの方が乗りやすかったのかもしれません。
エンジンが全く違う味付けなので、1600CCの方が良く回り、面白いという方もいらっしゃるのかも知れませんが。。
2TGというエンジンはカローラ・レビンなどのTE27にも搭載されていたエンジンで、同じエンジンで車重が700kg程度のTE27の方に操作性や加速などはかなわなかったようで、モータースポーツのベース車にはセリカは選ばれなかったようです。
それでもスペシャリティーカーというカテゴリーであれば十分速度も出てエクステリアもカッコいいとなれば目的別でいえばある意味高得点なのかもしれません。
当時の145psは結構な出力で1970年代の量産市販車としては最高級のパワーだったのではないでしょうか?
排ガス規制前はこんな車が結構多く存在していたのに。。あっという間に排ガス規制によりグレードとともに無くなる車種も出現していた時代に入っていってしまいます。
それはさておき、70年代の名車は今一体いくらくらいするのでしょうか?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/17/700100180330151010003.html
この車両は1600CCですが、レアな車両です。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU9297278869/index.html?TRCD=200002
やはりセリカLBといえばこの2000CCですね。
結構高いですが、まだ300万円切ってます。今購入してレストアしながら乗るものアリなんだと思います。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU5855158438/index.html?TRCD=200002
よく聞くフレーズで『高いからってちゃんとしてるわけではない。』しかしながら、『安いものは後でお金がかかる』どちらも正解でどちらも言えることなのでしょうね。。
ボディーの沼にハマるとあっという間に700万円とか800万円とか使ちゃうらしいです。
それならば最初から信頼できるショップでピッしとしたものを購入するのがかえって安い買い物なのかもしれませんね。。
応談が400万円以下でちゃんとしたボディーなら買いなのでしょうね。
本日は黎明期トヨタセリカLBのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!