バブル時代の名車
最期のRX-7
1970年代は国産車にとっては暗黒の時代でした。排ガス規制やオイルショックによりそれまでの通りではクルマが公道を走れなくなったからです。
排気ガスをクリーンにするためにエンジン出力は落ちたり、ガソリン供給の仕組みも変わり、すっかり腑抜けになった国産車は1990年代に入るまで従来の機能をとりもどせなかったのです。
80年代後半から日本はバブル景気に突入していきました。この景気によりクルマは売れ、開発予算が多く取れるようになり新しい仕組みや新しいクルマが誕生していきました。
国産車の黄金期と呼ばれています。本日は黄金期のマツダRX-7(FD3S)についてお話したいと思います
RX-7はロータリーエンジンを搭載していて、デビューした時からスポーツカーのカテゴリーの代表的なクルマです。特に3代目のFD3S RX-7は歴代のRX-7の中でも美しいフォルムとそのフォルムとは裏腹に高出力なエンジンを搭載し、見た目も中身も充実した黄金期の名車と言っても過言ではありません。
エンジンは13Bロータリー2基を搭載、シーケンシャルターボ搭載で発売当初は255psの出力でした。足回りには4輪ともダブルウィッシュボーンを搭載し、当時最先端の技術を詰め込んだ1台でした。
エンジン出力は年々進化を遂げ、最終的には当時の自主規制枠いっぱいの280psまで出力を上げていきました。低い車体とロングノーズショートデッキのボディーは、今見ても美しく完成度が高い1台です。
1991年に販売開始され、バブル時代からバブル崩壊を経て、2002年まで販売され続けたクルマです。
バブル崩壊後は世の中の価値観が変わり、消費よりも節約、省エネへとクルマの好みも変化していきました。
スポーツカーというカテゴリーは時代の変化に置いて行かれてしまった。そんな感じで販売台数も伸びなくなり、需要もなくなっていきました。そして2002年にRX-7は24年間のブランドに終止符をうったのです。
国産車の量産スポーツカーで庶民に手が出せる価格で、これだけの完成度のクルマはその後表れていないように思いませんか。。?
そんなRX-7(FD3S)は今一体いくらするのでしょうか。。?
販売終了から17年以上経っているのでどうなのでしょう。。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2798990627/index.html?TRCD=200002
こんな価格です。想像よりも高いですが、今程度が良いものを購入して維持して乗っていくのは面白いですね。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2517728839/index.html?TRCD=200002
最終型の奇跡に近い程度がこの価格です。まぁアリと言えばアリですが。。手が出ませんね。。
本日は国産車黄金期の名車マツダRX-7のお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!