辛うじて残るバブルの面影
1960年代から開発された大衆車はサラリーマンでも購入できてそこそこのパワーで大人4人が乗れるというコンセプトで国策として取り組みが始まりました。
70年代の排ガス規制もありましたが、スポーツカーというカテゴリーでない大衆車は比較的出力も小さく、排ガスもハイパワーのクルマに比べると少なかったため、陰に隠れてひそかに生き延びた感が強い車種が多いものです。
本日はバブル時代に完成形を作り上げたトヨタスターレットEP82についてお話したいと思います。
スターレットは遡ること1960年代初代パブリカの後継車種なんです。パブリカは名前の通り大衆車を庶民に提供するためのクルマでした。
それが進化を遂げていき派生モデルから、パブリカスターレットとなり、スターレットとなりました。
コンパクト計量のボディーに4Kエンジンを搭載し比較的人馬一体的に操縦できることから走り屋にも人気があり、多くのプライベーターがこの車種をいじり倒してきたのです。
時代は昭和から平成へと変わり70年代の排ガス規制に対応したエンジンが開発されそれに伴いクルマも大きく進化しました。
スターレットも60年代設計エンジンから80年代に設計された2EFエンジンへ進化し、最終的には4EFTEへと進化を遂げていきました。
それはスターレット史上初めてDOHCエンジンを搭載したということで、しかもインタークラーターボ付きのエンジンでした。
EP82GTは車重1tそこそこのボディーに135psの出力エンジンを搭載した、辛口の小型ライトウェイトスポーツです。
コーナーでブーストをかけターボが効き始めると片輪が空転するほどのパワーを発揮しまさにジャジャ馬のようなクルマだったのです。
コンパクト2BOXスターレットの完成形がEP82だと言っても過言ではありません。
事実この後に発売されるモデルでこの車種は最終となり、ヴィッツへと世代交代していきます。
初代の出力は72psですから、最終的に約2倍の出力を手に入れ4輪ディスクブレーキ・ABS・DOHCなどスターレットでは初が多く搭載されました。
時代は1989年とバブル真っ盛りの開発費をふんだんにかけ開発した時期のクルマだけに装備が豪華ですね。
そんなEP82も最終からすでに25年経ちすっかりクラシックの仲間入り世代となりました。
そんなEP82は今一体いくらするのでしょうか?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/13/700054002230190420001.html
走行そこそこでこの価格はアリですね。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1683026426/index.html?TRCD=200002
程度もまぁまぁで走行もそこそこでこの車両もアリですね。
バブルのころに開発されたクルマの装備は比較的豪華だったりするので、エンジン自体の耐久性もまぁそこそこなんでしょうね。
今のクルマにはない味がこの年代のクルマにはあったりします。そんな時代背景も含めて楽しめるといいクルマなのだと思います。
本日はバブル絶頂期に完成したホットハッチ トヨタスタレットEP82のお話でした。
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