1973年以降
1980年代中盤からようやく
1973年の排ガス規制から国産車の性能は地に落ちるようにエンジン出力やそのほかの性能も規制前のそれよりもダメになりました。
排ガス=ガソリン使うだったので、極力薄くすることだったり補器類のキャブレターをインジェクションにするなどの工夫により『排ガス』を少なくする事に焦点が当てられました。
その結果スポーツグレードやそれと同じ機種のエンジンは対応できなくなり、カテゴリーごと消滅する時期がありました。
70年代から80年代中盤くらいまでの約10年間は国産車の暗黒の時代でした。
1980年代も中盤になると一時的なものですが。。景気が回復してきます。いわゆるバブル景気です。
この時代は出すクルマは高いほど良く売れた時代で、売れた資金を開発費という投資資金に回すことができたので、この時期から国産車の性能は格段に向上してきました。
この時期が国産車の黄金期と呼ばれる時代です。
本日は黄金期に開発された王道中の王道車日産グロリアY31についてお話したいと思います。
Y31はY30の後継車種ですが、搭載されたエンジンがVG型エンジンで同じなのですが、DOHCエンジンを搭載したグレードがあったのが唯一の違いです。
日産は1980年代中盤から『901運動』という1990年代に『技術で世界一になろう』という社内運動をしていました。
その一環で1960年代に設計されたL型エンジンの後継エンジンの開発が必須ということになり、開発をしていました。
V型エンジンと直列エンジンの2本立てで開発されました。
1980年代中盤からそれぞれのエンジンを搭載した車種が多く販売されていきました。
特にV型エンジンは日産の肝いりで開発されたエンジンでそれまでの直列に代わる新しい位置づけのエンジンだったため
多くの新型車に搭載されました。
1988年に初めてDOHCヘッドを搭載したVG20DETが開発されY31型セドリック・グロリアに搭載されました。
グランツーリスモのグレードのみDOHCターボを搭載していましたが、他のグレードはSOHCエンジンばかりでした。
当時4ドアセダン・ハードトップDOHCターボエンジンを搭載したモデルが少なかったため、当時は相当人気がありました。
出力は210psで当時の数字としてはまぁまぁですが、自主規制枠が280psだったので、それに比べると少しおとなしめなスペックでした。
当時は高クルマ=ハイソカーで、ハイソカーがスポーツモデルと同一エンジンを搭載しているモデルが多くありませんでした。
形もエンジンスペックも何か凄く昭和を感じさせるモデルですね。。
そんなY31モデルも発売から約30年もたっており、今中古車市場ではいくらくらいなのでしょうか?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2646807597/index.html?TRCD=200002
まぁ30年前のクルマなのでそれなりに
ヤレてはいるのでしょうけれど安いですね。。
210psもあってそこそこ走る4ドアとしてはアリなんだと思います。最近めっきり少なくなった4ドアを乗るのも
渋いと思いませんか。。?
昭和最後のFR4ドアハードトップカッコいいですね。今購入して大事に乗りながら保存していくのも面白いかもしれませんね。
本日はバブルで花開いた日産V型DOHC
Y31グロリア・セドリックグランツーリスモのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!