MAZDAロータリーエンジン
マツダのクルマにはロータリーエンジンといって円運動で動力を発生させる
エンジンを世界で初めて市販車に搭載させることに成功したメーカーなんです。
当時ロータリーエンジンは開発できないであろうといわれたエンジンだったんですね。
わずか500cc足らずのロータリーを2個
搭載した車マツダコスモスポーツ
1000cc足らずで
110 PS /7,000 rpm、13.3 kgf·m /3,500 rpm
の出力を発生させていたんです。。
排気量とパワーのバランスがすごいです。リッターあたりデフォルで110馬力なんです。
1960年代ですからメッチャハイパワーだったんです。。
燃費は相当悪いらしく、リッター5km程度
カタログ値なので、実際はもっと低かったようです。
ロータリーエンジンは次々と
1967年にコスモスポーツ
1968年にファミリア
1970年にサバンナ
などに搭載されていきました。
この時のロータリーエンジンは10Aと呼ばれるエンジンでした。
その後排ガス規制などがありいったん10A型ロータリーエンジンは市場から姿を消します。
排ガス規制対策により12A型に集約され
1970年にカペラ
1972年にサバンナとルーチェに搭載されました。
573cc×2ローター搭載
その後排ガスなどエンジン改良を
繰り返し
1976年にRX7に搭載
スポーツカーの外観に
スポーツカーのエンジンを搭載した
RX-7が登場し、まだ国産車では珍しかった
スーパーカーのようなリトラクタブルライトが
とても格好よかったのです。
ところでRXと称されるのはRX-7が有名ですが、
RXの称号は2~9まであるのをご存知ですか?
ちなみに1と6は欠番(理由は不明)
RX-2 カペラ
RX-3 サバンナ
RX-4 ルーチェ
RX-5 コスモ
RX-7
RX-8
RX-9 ルーチェ(第三世代の輸出モデル)
もともと開発したドイツのメーカーもアメリカのメーカーも
すでにローターリーエンジンからは撤退しており、残っているのはマツダだけですね。
それも排ガスに適応できずに2012年を最後に新車は生産されなくなりましたね。
旧車に目を向けたときに海外ではマツダのクルマ特に
ロータリーエンジン搭載車は人気があるようで、結構親しまれているようです。
もしかすると海外から部品を調達したほうが日本よりそろうかもしれませんね。
話は変わりますが、ロータリー搭載車で唯一ワゴン車があったのをご存知ですか?
サバンナRX-3ワゴンです。このクルマ、レガシィツーリングワゴンが
登場する15年以上前に高性能ワゴンがあったんですよ。
このワゴン外観がRX-3ですけど、実はファミリアワゴンと基本コンポーネンツは一緒なんです。
なので、外装はヘッドライト部分をのぞいてすべて一緒なんですよ。
昔はRX-3ワゴンをレストアするときに部品がない、
もしくは程度が悪いなんてときはファミリーワゴンにエンジン積み替えて
ヘッドライト回りを移植するレストアをする人もいたんですよ。
登録大変そうですけど。。
ロータリーエンジン乗りたいと思っている方は早めに乗っておいたほうが良さそうです。
しばらくするとアメリカにみんな輸出されちゃって、日本にほとんどなくなっちゃいそうですね。
RX-7あたりでもすでに少なくなってきてます。
特に旧車になっている車種は見つけて程度が良ければお買い得だと思います。
最近コスモAPなんかを結構見かけますけど、そこまで高い値段になっていませんよ。
燃費はメッチャ悪いみたいで、FDのRX-7でリッター5km程度なので、
実際は3~4km程度かもしれませんね。。
旧車のファミリアロータリークーペに乗ってみたいと思うのですが、
見てくれがあまり。。
カペラやルーチェなど格好いいなって思いませんか。。?
本日はRXの称号についてのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!