次世代へ受け継がれるエンジン
ここ数日バブルのころのクルマのお話をしていますが、本当に元気のある良い時代だったなって思いますね。
当時は学生だったしバブルってあまり恩恵受けてないしクルマも家のボロ車だったからあまりバブルって思いもしなかったものです。
当時、就職で面接受かると豪華クルーズで旅行ご招待とか就職面接10社内定とか。。
そんな感じで、今振り返るとそれがバブルだったんだ~って思えます。
とにかく世の中が元気でしたね。
話はクルマに戻りますが、モータリゼーションの黎明期から今日まで自動車技術が受け継がれ後世まで伝わっていくであろうもの。それは。。エンジンです。
本日は黎明期→バブル時代→バブル崩壊→現代に至るまで
基本コンセプトが変わらず、受け継がれているエンジンをご紹介させていただきたいと思います。
日産にスポットライトを当ててみたいと思います。日産のエンジンの6気筒に焦点をあててみますね。
日産の6気筒と言えば現代ではRB型エンジンですね。(レスポンス&バランスの意味)1984年に開発されたエンジンで直列6気筒のDOHCエンジンです。
日産の2000cc以上のクルマに搭載されているエンジンでは相当な車種にまたがるエンジンの一つではないでしょうか。。?
1984年当時まだL型6気筒が全盛期で、いろいろなクルマに搭載されていたころ、基本構造が古く1965年頃に製造設計されたエンジンだったため、
今後のエンジンが必要だと言うことで、開発されたエンジンです。
実はL型エンジンのシリンダーが入っているサイズや構造はRB20もV型のVG20も2000ccエンジンでは同一なんです。
このエンジンを開発しているとき日産はすでにVGエンジンに相当な投資をしていたので、無駄にコストをかけられなかったようです。
トヨタのように排気量に応じてエンジンを作り替えるのではなく、同じブロックから排気量違いのエンジンをこしらえてしまおうっていう日産の考え方に違いがあり、そんなことになっているようなんです。
じつはRB型エンジンとL型エンジンは共通部分が多くあるのですが、日産L型エンジンの前身プリンスG7型 直6気筒エンジンの開発を担当した旧プリンスの開発者にエンジン製作時監修してもらっているとのことです。
そういう意味では旧プリンスからの技術の継承ですね。
もっというと旧中島飛行機のエンジニアの技術の継承です。
飛行機のエンジンからクルマのエンジンに平和利用され、大きいエンジンを小さくして開発を続けて継承していく日本の技術の継承っていうことでいくと1940年代から継承さていることになりますね。
いま2019年ですから、約80年も脈々と技術の継承を次世代からそのまた次世代にされているんですね。。
どのクルマから
RB20エンジンは1984年発売のC32ローレルから搭載されたエンジンで、同じ日産のR31にも搭載されました。
それからA31セフィーロ、
R32スカイラインC33
C34ローレル、R33、R34スカイラインなど様々なクルマに搭載された優秀なエンジンなんです。
いろいろな進化を遂げ、少しずつ優秀な部分を残し受け継がれていく、伝統工芸のような感じですね。
本日は次世代に受け継がれるエンジンの
お話でした。すこしマニアックなお話でした。
最後までお読みいただき
ありがとうございます!