令和の本気モンスター
クラシックではなく現代の話ですが、
久々の本気のホモロゲーションモデルの登場に世の中のエンスージャストたちは賑わいを見せています。
2020年のオートサロンに出品されたGRヤリスがその1台なんです。
クルマ好きを唸らせるスペックとマニアックな仕様とエンスージャストには目がくらむような魅力のある1台なんです。
本日はGRヤリスについてお話をさせていただきたいと思います。
エンジンは1600CCエンジンを搭載しかも今では珍しい直列3気筒のエンジンをチューンナップした
エンジンにもかかわらず272psもの出力をひねり出すモンスターエンジンでトルクはなんと37.7kg・m
2000CCのシビックタイプRの40kg・m
に匹敵するくらいの太いトルクです。3気筒エンジンでこの数字を実現しているところがマニアックなんです。
3気筒といえば1000CCクラスのクルマに使用されることが多いエンジンで通常1600CCで3気筒エンジンを
チューンナップすることはあまりないのが実情なんです。
それがマニアをくすぐるんですね。。元々はヴィッツの輸出車名だったのですが後継車種として2019年からヤリスになったようです。
2000CCライトウェイトスポーツのトルクを1600CCの3気筒で実現。
しかも車重が1280kgと比較的軽量となっており、パワーウェイトレシオは4.71と2000CCのシビックタイプRやGTRなどに匹敵するんです。
そんな数字を叩き出しているライトウェイトのホモロゲーションモデルです。
全長を4000mm切る長さの小柄なボディーに272psのエンジンを搭載しフルタイム4WDとトラクションも問題無くかかるエンジンレイアウトです。
37.7kg・mのトルクを発生させる現代版の羊の皮を被った狼的な車です。
羊と言えない主張がされていますが。。
しかも価格も魅力的で396万円とリーズナブル?現代ではリーズナブルです。
WRX STIは394万円だがすでに生産終了でシビックタイプRが460万円するので、パワーと装備の比較だとコスパも優秀。
そのためか発売と同時に2000台もの注文が入ったそうなんです。これだけのインパクトがあるクルマはいつ以来なんでしょう。。
ランエボが発売された1992年以来でしょうか。。?
ヤリス全体で年間25000台販売しなければならない、GRヤリスで2500台販売しないとならしいのですがこの勢いならできそうですね。。
GRヤリスは既に2000台注文が入っているのですから。。
3L級のNAエンジンに匹敵するパワーとトルクを1600CCで実現する当たりがチューンナップの技術の高さを伺い知ることができる1台です。
60年代に開花した日本のモータリゼーションは70年代に排ガス規制で一度滅亡し、80年代にようやく少し復活してきました。
90年代に入るとバブル崩壊により、2度目の滅亡を経験します。
スポーツカーのマインドは2度滅亡しました。各社頑張って何年かに一度はホモロゲーションモデルや本気のライトウェイトを送りこんできました。
そして、トヨタがついに超本気の現代版ライトウェイトスポーツカーを送り出してきたそんな感じですね。
モータースポーツ全般で活躍できるスペックを持ちながら市販車として公道を走ることが可能な80年代のライトウェイトスポーツカーを知っている世代にはぜひ乗ってみてもらいたいですね。
きっと感動すると思います。
忘れていたGとかスピート感が現代に蘇る感じですね。。
ランエボ以来の度肝を抜くスペック28年ぶりの感動を味わってみたと思いませんか。。?
限定車ではないので今購入してずっと乗り続けるのもよいかも知れませんね。
本日は現代によみがえったライトウェイトスポーツホモロゲーションモデルGRヤリスのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!