風のカペラ
マツダのカペラをいうクルマをご存知ですか。。?
今ではブランドがなくなってしまいましたが、アテンザの前身のクルマです。
このクルマは地味ですが、結構すごいんです。
ファミリアの上位機種として発売されレシプロエンジンとロータリーエンジンの2種類が存在していました。
ロータリーエンジンは12A2ロータ搭載で1600cc120ps車重955kgとパワーとウェイトとしては当時の日本車としては並外れたパワーを誇っていたんです。
ちょっと重いけど
当然レースシーンでも期待され、レースに参加しましたが、車重が重くスカイラインGT-Rにはなかなか勝つことができなかったんです。
120psに対してGT-Rは160psだったのとやはりパワーに対して車重が重すぎたことが原因だったようです。
それでもこのスペック現代でも十分通用するスペックだと思いませんか。。?
わりと小柄なボディとロータリーエンジンこの程度の車重はライトウェイトと呼べると思いますが、年式も古いためか旧車のイベントとかでもほとんど見かけることがありません。
当時は乗用車にしては早かった
0-400mは15.7秒と圧倒的な速さでストックの状態(工場出荷状態)でこれに勝てるのはポルシェ911だけと言われていたそうです。
少し前に日産フェアレディーSR311が0-400mを15.4秒と記録を出し1980年代まで記録が破られなかったとのことなので、15.7秒はかなりすごいタイムだったことが分かります。
特に速そうでもなく小柄な1600ccの小型車という意味では非常に優れた性能だったのだと思います。
このクルマにはRXの称号が与えられ、海外輸出のコードは『RX-2』初代カペラだけは1t未満でしたが、2代目からは1t強になってしまい次第にライトウェイトではなくなってしまいます。
重さを解消するためにいろいろと試行錯誤したようで、ステンレス鋼でボディを製作する話もあったそうですが、陸運局から許可が下りずに断念したようです。
その後1971年にサバンナがデビューするとレースシーンなども次第にサバンナが活躍するようになっていきました。
カペラもデビューはインパクトがあったのに少々重い車重が引っかかり、あまりレースでは活躍できなかったようです。
それでも13インチのタイヤを採用しトヨタのマークⅡより広い室内を確保していたのにその速度は驚きです。
1974年まで販売され2代目に切り替わっていきますが、その間にサバンナなどロータリーエンジン搭載車がかなりの数量生産されました。
ロータリーっていうとどうしても、コスモスポーツやサバンナRX-3に目が行きがちですが、ファミリアやカペラにもロータリー搭載車があったんですね。
このあと排ガス規制を受けますが、ロータリーエンジンは排ガスをクリアし生産され続けます。
この大きさのエンジンでこの出力しかも軽い。
自動車エンジンにおいては、20世紀最大の発明ですね。
この後コスモAPやサバンナRX-7へとロータリーエンジンは受け継がれて行きます。
やはり排ガス規制前の1974年までに作られた車はいろいろな意味で元気があって、乗っていて楽しい車ばかりですね。
本日は地味にロータリーエンジン搭載でしかも地味に早かったカペラのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
最近は旧車が本当に
高くなりました。。
昔から旧車や古いものが好きで
レストアや部品に関する
役立ちそうな情報を調べて
記事として連載しています。
興味のある方はぜひごらんください。
また、旧車の部品にも興味があり、
珍しい部品を売っているお店や
サイトをメモしてきました。
探しても見つからない部品や
珍しい部品の情報を
一人で知っていても
もったいないので、
必要な方に無料で共有したいと思っています。
時間と手間がかからないように
メモを一覧にしました!
読者の方だけにお届けします!
参考にしていただければと思います。
特に料金はかかりません。
無料でお届けしますので
お気軽にクリックしてみてください。