1980年代の初頭は70年の痛手を払拭するために各メーカーは開発に力を入れ始めていました。ヒットが先か開発が先かと言えば、開発しないとヒットもないので、開発が先なのでしょうけれど、
やはり予算の問題もヒットがないとなかなかお金が回せなかったり、現業で人も割けなかったり、悪循環もあったようです。それでも頑張って開発を続けていたようです。
1981年にマツダは3代目コスモを販売します。このクルマはボディータイプは3種類2ドアハードトップ、4ドアハードトップ、4ドアセダンでした。
本日は特に印象的だった2ドアハードトップに焦点を当ててみたいと思います。
特に印象的だったは2ドアハードトップで4灯のリトラクタブルライトが特徴的でした。当時リトラクタブルライトと言えば、先に発売されていたRX-7でしたが、2灯のリトラクタブルでコスモの4灯とは少し形状が異なっていました。
現代までの車種で4灯のリトラクタブルライトを持つのはこの3代目コスモだけだと思います。それだけ個性的で印象に残るクルマでした。
エンジンも数種類存在し、レシプロはもちろんですが、ロータリーエンジンもラインナップされていました。発売当初は12Aロータリーを2基搭載しターボ搭載車も存在していたようです。このなめらかなボディーはCD値が当時の世界でも最高レベルの0.32を記録していました。エンジンパワーには直接関係ありませんが、長時間高速走行する際には有効にだったようです。
当時24時間高速耐久トライアルを実施した際の最高速度は、210km強それまで最高速を記録していたトヨタ2000GTの206kmを上回る記録を残しました。そんな最高速を出せるクルマにしては何故か地味ですよね。。排ガス規制後のクルマの性能としては最高速も記録を出すほど、優れているし車重も1135kgと比較的軽く、なのに何故。。?
流面系の形が新しすぎて世間に受け入れられなかったのでしょうか。。当時販売台数もあまり伸びず83年にマイナーチェンジをしています。クルマもそうですが、時代のニーズとマッチしていないといくら優れていても受け入れてもらえないんですね。。
もう少し時代が後なら違った結果を残せたのかもしれません。
そんなコスモですが、すでに発売から40年近くも経過しているんですね。。
すでに立派なクラシックカーの部類に入るのだと思います。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU7582712250/index.html?TRCD=200002
走行距離は微妙ですが、この価格で手に入るとしたら、どうですか。。?
安いと思いませんか。。?
エンジンや補機類のパーツは何かしらの流用ができると思います。内外装共にこのころのパーツは既にメーカーからは出ませんので、苦労しそうですね。。オーナーズクラブなどに入って仲間を作らないと結構維持が大変なクルマかも知れませんね。。
古くて珍しいだけに部品取りの車両も残っていなさそうですし。。
それでも40年近く前のクラシックカーが100万円程度で手に入るって意外と安い気がします。
本日はバブル少し前の3代目コスモのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
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