お金があるときの開発
1990年代は自動車産業の黄金期と言われていますが、まさにその通りで、80年代半ばから各社が湯水のように予算をつぎ込んで開発しだした成果がようやく90年代に入って実を結んだ感じのクルマが登場します。
中にはこれって今の時代では絶対あり得ないなんてものから対して開発って言うほどのものでもないそんなものまで、さまざまなクルマが各社から登場してきます。
本日はスバルアルシオーネSVXにスポットライトを当ててみたいと思います。
1991年9月にアシオーネSVXは発売されました。まさに、バブル崩壊のほんの半年前でした。おそらく80年代半ばのバブルに入った頃に開発に着手し、丁度頑張って発売に至った感じの1991年だったのだと思われます。
このクルマ何が凄いかっていうと近未来的なエクステリアとエンジンこれに尽きます。宇宙船を思わせる今までの日本車では見たことがないようなデザイン。かのジウジアローのデザインです。何か、曲線と直線が融合したそのデザインは一度見たら忘れることができない、そんな雰囲気すら感じさせるクルマではないでしょうか。
1991年当時に国産の水平対向エンジンを製造していたのは富士重工だけでしたが、当時市販車に搭載されていたものは4気筒エンジンだけでした。開発に費用が掛かることからずっとその路線を踏襲してきたのですが、バブル景気も追い風となり、ついに水平対向6気筒エンジンの開発に着手することになったようで、
当時6気筒の水平対向エンジンを製造しているのはドイツのポルシェだけだったのです。
国産車では初の水平対向6気筒エンジンの開発となり、しかも搭載されたのは当時このスバルアルシオーネSVXだけでした。水平対向6気筒エンジンにDOHCヘッドを搭載し240psもの出力を発生させるもので、当時はもちろん今でも十分通用するエンジンを搭載していました。
時代が時代で運が悪いというか、発売後半年でバブルが崩壊し、市場は瞬く間に縮小し、わずか3年で市場から追い出されることとなってしまいました。
そんなスバルアルシオーネSVXはいったいいくらするのでしょうか?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU0005259503/index.html?TRCD=200002
奇跡の一台ですね。ほぼ新車です。こんなクルマがあるんですね。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2175014772/index.html?TRCD=200002
約30年前のクルマですが、そこそこのコンディションでそこそこの値段です。この車種を購入して維持しながら乗るなら今だと思います。
マニアックなクルマだけに部品の確保が大変かもしれませんけど。。今後日本ではこんな奇抜なクルマはまず出てくることはないでしょうから。一度は乗っておきたい車ですね。
本日はバブル時代に開発された奇抜なクルマスバルアルシオーネSVXのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!