新しい組み合わせ
1970年代は国産車のモータリゼーションの幕が開け各社開発が盛んにおこなわれていました。
日産ではトヨタカローラに対向したクルマとしてサニーを発売していました。
サニーはOHVのA型エンジンというエンジンを搭載していてカローラのエンジンと同等の出力をだせるものでしたが、このエンジンはチューンナップ次第で大きな出力を素質を持ったエンジンでした。
サニーにはこのA型エンジンともう一種類搭載されたエンジンがありました。
本日はサニーエクセレントについてお話したいと思います。
サニーと言えばA型エンジンなのですが、2代目と3代目のみL型4気筒エンジン搭載車が存在したんです。
L型4気筒エンジンと言えばブルーバードやバイオレットに搭載されていたエンジンです。
1400CCから1800CCまでラインナップがありました。サニーに搭載されていたのはB110とB210の2世代で
1971年~1977年までの6年間でした。
A型エンジンとは特性が違いトルクがあり、ツインキャブ搭載で95psと比較的トルクもあるエンジンです。
車重が755kgと軽量の車両に搭載するエンジンとしては比較的パワーのあるエンジンです。
現代の軽自動車の800kgに64psのエンジン出力を考えると2割程度出力があるエンジンで扱いやすかったのだと思います。
排ガス規制後のクルマによくありがちの技で、古いエンジンに新しい補器類を取り付けるだったり、別のクルマのエンジンを搭載するという、少し目くらまし的な古いものの組み合わせで新しいものに見せかけるまやかし的な技です。
それでも当初は仕方のないことで開発資金もなく、景気が回復して開発費を獲得するまでをつなぐ行為としては仕方のないことでした。
2代目サニーはモータースポーツで活躍する機会が多かったようですが、3代目サニーは排ガス規制によりパワーが出せなくなったものに違うエンジンを搭載することで多少でもパワーを出せるように工夫したものだったのだと思います。
小型車同志だったり排気量のもののエンジンを使ったりすることはあまり考えられませんが、当時は仕方のないことだったのでしょうね。。
そんなサニーエクセレントは今一体いくらするのでしょうか?
レア過ぎて今中古車では見当たりませんでした。。
L柄4気筒エンジンのパーツはチューニングパーツ含めまだ揃えることが可能でチューンナップもできたり外装系パーツ以外はまだレストアするにしてもやりやすいのかもしれません。
組み合わせはレアですが、エンジンとしては名機です。そのため比較的エンジンパーツは揃いやすいと思われます。
本日は激的レア車サニーエクセレントのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!