ライトウェイトピュアスポーツ
1960年代に始まった日本のモータリゼーションは瞬く間に乗用車を量産し、低価格に抑え庶民の贅沢品ではあるものの、足として世間に根付き始めていました。
黎明期の開発は特に進歩が目覚ましく今までになかったものをこしらえる感が強く見たことがないクルマが次々と誕生していきました。
それは1970年代に入っても同様で、さらに加速した時代でもありました。
各メーカーはモータースポーツにも積極的に参戦し、好成績を残していったそんな時代だったのです。
トヨタ自動車の当時の副社長は無類のラリー好きでラリーに参戦できるクルマの開発を夢見ていたそうです。
そんな1970年にセリカが誕生し、その心臓部のエンジンは当時はまだ市販車には珍しいDOHC2TGエンジンで115psと当時にしては高出力のエンジンでした。
そのエンジンを軽量のカローラに搭載したいとその副社長が言ったために開発に着手して完成したのが、TE27カローラレビンでした。
車重800kg程度の軽さに115psのエンジンは今の軽自動車の重さに64psの約倍の出力エンジンを搭載したのと同じインパクトがあり、実際にラリーでも活躍し、一世を風靡したクルマなんです。
当時のエンジンはOHVが主流で、良くてSOHCシングルカムのエンジンでしたので、DOHCはまだ庶民には手が届きにくいものでしたが、このカローラレビンが登場したことで、少し頑張れば、手に入れることができる。
そんなライトウェイトスポーツカーだったため当時の走り屋に人気があったクルマだったのです。
誕生からもはや50年近く経過していますので、程度が良い車両が少なくボディーパーツは特に入手しづらい状況になっています。
それでもエンジンなどの機械部分に関しては流用ができる部分もあり、ボディーよりはまだいくらかは揃えやすいかも知れません。
そんなカローラレビンTE27は今一体いくらくらいするのでしょうか?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1934565006/index.html?TRCD=200002
ライトウェイトピュアスポーツもはやクラシックなので、この程度の価格にはなるのでしょうね。。
15年前までは150万円程度で購入できたのに。。
国産のクラシックが高騰していると認識はしていたものの、庶民のライトウェイトスポーツでもこんな価格になったんですね。。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2347687943/index.html?TRCD=200002
まぁこれもクラシックの価格です。
欲しいですが、この価格では手が出ませんね。。
やはり90年代から2000年代のクルマを楽しむのが現実的なのでしょうか。。
本日は黎明期のライトウェイトスポーツカローラレビンのお話でした。
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