1987年バブル景気に湧いていた
1980年代中盤から1990年代前半まで日本の自動車は黄金期を迎えます。
70年代のさまざまな困難を見事に乗り越え新しいものが生み出される時代でもありました。
好景気を背景に各メーカーはそれぞれ独自の開発を行いさまざまなクルマを世に出すことに専念できたのです。
本当に良い時代ですよね。日産はこの時期とにかく新車を多く世の中に排出していました。
中にはこんなもの作るの?なんて車種もあり面白い時代でもありました。
そんな1987年日産はパイクカーという少し遊び心があるクルマを開発しました。
プラットフォームはマーチのものを使いレトロ調に仕上げたBe1という車を発表しました。
レトロ調でかわいい感じのクルマで、10000台製作で発売されましたが、発売からわずか2ヶ月で完売するほどの人気で月産400台の生産台数を600台にまで引き上げて頑張って製作したクルマだったんです。
今では考えられないような、こんなのあったら面白いんじゃない?的な発想で作られたクルマです。自由でいいですよね。
エンジンはマーチと同じMA10Sエンジンを搭載し57psと今にして思えば比較的非力な方だと思います。
でも、エンジンのシリンダーブロックは日産では初めてアルミニウムを使用し軽量で、車重も700kgを切る軽さなので、必要にして十分な出力だったのだと思われます。
エンジンの載せ替えで面白いクルマになりそうです。
マーチスーパーターボのMA09ERT型エンジンを搭載したら700kgの車重に110psの出力です。大変面白いクルマになること間違ありません。
エンジン本体やパーツなどがあるかは微妙ですが。。
いまあっても面白いクルマだと思います。そんなBe1も発売から既に30年以上経っておりクラシックカーと言えばもはやクラシックカーの部類に入るクルマになりました。
当時はなんかミニの真似してるだけなんて思っていましたが。。
実際はミニよりも精度が高くモット丸っこい印象を受けます。
そんなBe1は今一体いくらするのでしょうか?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU7969477447/index.html?TRCD=200002
オープントップですが、この走行距離は奇跡ですね。年式のわりには安いと思います。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1898643671/index.html?TRCD=200002
ノーマルのルーフでこの走行距離そしてこの価格。
アリですね。
限定車のいいクルマだと思います。今なら程度が良い車両が手に入ります。探して保存しながら楽しむのは良さそうです。
いかがでしょうか?
本日はバブルの申し子日産パイクカーBe1のお話でした。
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