バブル最強ホットハッチ
1980年代のバブル時代はいろいろなクルマがデビューしてはカタログ落ちしたり、モデルチェンジしたり、栄枯衰退が激しい時代でした。
ハイソカーも数多くデビューしました。
自動車産業の開発費は湯水のように使えモータースポーツに各社参戦するなど活気に満ち溢れていました。
そんなパワーで
そんな中1987年に三菱自動車から
ミラージュサイボーグがデビューしました。
このクルマの何がすごいって、リッターあたり100馬力もあるんです。
当時はリッター100馬力はスポーツカーでしかもそれを狙ったクルマだけが出し得たパワーだったんです。
それが!ファミリーカーの一角しかも超マイナー?(ファンには怒られる?)なクルマでしかも3ドアハッチバックのおとなし目の外観からひねり出すハイパワー当時はすごいセンセーショナルでした。
ギャランVR-4に引っ張られる感じのハイパワー化されたエンジンを無理やり搭載した感じがしましたが。。
それまでのミラージュよりも外観が洗練されスタイリッシュに変身し、パワーもリッター100馬力を超えるクルマになりました。
1600ccで160psって80年代に入ってもこの分野のクルマにはなかなかないスペックだったんです。
なにせ韋駄天と言われていたスターレットのターボだって100ps強そこそこだったんですから。。サイボーグというネーミングもピッタリでした。
このミラージュには飛び道具的なグレードがあったんです。ミラージュXYVYX
これご存知ですか。。?
なんて読むと思います。。?
これミラージュ サイビクスって読むんです。名前も変わっていますが、クルマも変わっていて、2シーターでリアウィンドウはハメ殺しなんですよ。
なぜこんなフォルムをしているのかどうしてこんなクルマを作ったのか分かりませんが。。
まさにバブルを象徴する面白いクルマです。
2年でカタログ落ちしたので、見かけることはほとんどありませんでしたが、今となってはさらに少ない博物館級の珍しさではないでしょうか。
さらに上を行くハイパワー
上には上がでてくるものです。しかし、バブルでなければ登場しなかったであろうクルマです。
日本車最強ホットハッチと言って過言ではないと思います。今もそんなハイパワーなクルマ発売されていませんし、ましてエコと真逆の方向に走っていたそんな一台です。
1990年発売の日産パルサーGTI-Rです。このクルマWRC参戦を前提に作られたラリーマシーンなんです。
2リットル直列4気筒4バルブ2000ccでターボエンジン搭載230psトルクは29kg-mモンスターマシーンです。
当時ニスモから出していた
GTI-RNISMOはそのままラリーカーとして参戦できるチューンナップが施されていたんです。
これって本当にバブルですね。今じゃ考えられないようなラリーマシーンをそのまま市販で販売しちゃうって。。
ちょっと夢があっていいと思いませんか?モータースポーツに参加できるスペックのマシーンが市販で手に入る。
しかも公道で普通に走らせられる。
GTI-Rはつい最近ほんの2、3年前まで60万円程度で販売されていたんですが。。旧車が高騰している関係で100万円超えです。
それでもこのスペックで100万円程度なら正直安いと思いませんか。。?
スペックはモンスターマシンでしたが、
実際にラリーに出て熱害など持っているスペックを生かし切れず苦戦が続いたようです。
ラリーではいい成績を残せなかったようです。
公道を走る分には全く問題ないそれ以前にそんなパワー生かせる場所はあるのか。。?っていうくらいのハイパワーですね。
高速道路でも峠でもなく、一般道ではなおさらハイパワーを生かせる場所が。。
少ないですね。。
もしかするとスペックを使いきれる100ps程度かそれ以下の軽いクルマが人馬一体って感じるのかもしれませんね。
それが人々を魅了する理由かもしれませんね。
ハイパワーもラグジュアリーも使いこなせないとつまらない遅くても人馬一体で思うように乗りこなせるクルマが気持ちもクルマの一体化して本当の意味で楽しいのかも知れません。
バブル時代はとにかくハイパワーで豪華なクルマがもてはやされていました。
あと、サイケデリックというか飛び道具的なクルマたちが多く発売され、こんなのアリ??ってクルマも結構ありました。懐かしい時代です。
でも、今よりは確実に世の中が
元気で活気があり、明るい時代でした。
この先も時代は繰り返すのでしょうけれど、ぜひこのころのように元気な明るい時代をもう一度見たいものです。
その時のクルマがバブルのころのように
元気で楽しいクルマだったら、いいですね。免許返納してなければ、次のバブルのクルマは購入したいな。。
なんて思いますね。
本日はバブルの超ホットハッチのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。