80年代はすごい10年間
1970年代の排ガス規制から全くと言っていいほど脱出できないまま80年代を迎えた日本の自動車業界は低迷を続けていました。
80年代の初頭は70年代の負の遺産を引きずった形の全くと言ってよいほど古いものの踏襲でクルマを作っていました。
1980年代も中盤頃になると景気が良くなってきたのを背景に少しづつではありますが開発が進んで行きました。
そんな1983年にホンダがシビックのモデルチェンジに合わせて新型車を投入したんです。
本日はホンダバラードスポーツCRXについてお話ししたいと思います。
CRXはシビックよりも150mmも全長が短く、ホイールベースも2200mmと当時の車には類を見ないスタイルで、ローラースケートGTなんて呼ばれていました。
発売当初エンジンは1300ccと1500ccの2種類だけでした。
スポーツモデルは速い方に人気が集まりがちですが、本日は1300ccに焦点を当てていきます。
エンジンはSOHCながら80psの出力を発生させるそこそこのパワーでした。
車重が760kgと今の軽自動車よりも軽いことを考慮するとこのパワーでも十分なものだったに違いありません。
この時期のトヨタのスターレットKP61は1300cc72psで730kgだったことを考えるに必要にして十分な出力です。
そのパワーで人馬一体感が味わえる1台だったとすると、CRXも必要にして十分なパワーだったことが伺えます。
乗りこなせると言う意味においては、むしろこのくらいのパワーが扱いやすいのかもしれませんね。
どうしてもパワーによりがちですが乗っていて楽しいのは、この前後の出力な気がします。
少しチューンナップしてあげれば気持ち良い走りができただと思います。おそらく現存するこの車種で無事故車はこの1300ccのグレード
に多いものと思われます。
取り立ててモータースポーツで活躍したわけではありませんが、乗っていてその気のさせるリアウィンドウだったりします。
このバラードスポーツCRXも発売からもはや37年も経っていて立派なクラシックカーの仲間入りですね。
今一体いくらするのでしょうか?
1300ccにこだわると無さそうですね。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/13/700051028330190723005.html
1600ccですが奇跡の走行距離の無事故車があります。他もありましたがあまり程度が宜しくないので、こんな感じですね。
今程度が良いものを探して直しながら維持するのが面白い一台ですね。探せば1300ccのモデルも出てきそうです。あったらきっと程度が良いので買いです。
本日はホンダ初代バラードスポーツCRXのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。