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この時代にもあった!限定車 トヨタスプリンタートレノリミテッド!

  • 2020年1月31日
  • 2020年2月28日
  • 旧車
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排ガス規制の犠牲

1970年代は中東戦争に始まりオイルショック、度重なる排ガス規制に国産車は翻弄されました。

1973年の排ガス規制に続き、1975年、1976年と立て続けに規制が入りました。

当然対応できないエンジンは廃版になり
ブランドごと消滅するものでてくる悲惨な状況でした。

トヨタの小型DOHCエンジンは当時OHVの2T型を改良した2TGを開発しましたが、1975年の規制に対応できずエンジンは廃版搭載していた当時のTE37、47カローラレビンとスプリンタートレノはブランドごと消滅する事態に陥りました。

しかし企業も頑張ってどうにか策を練り、キャブレターからEFIにガソリン供給装置を変更することで対応ができるようになり2TーGEU EFI搭載のエンジンを
開発しました。

それを同車種に搭載しTE51、61とそれぞれ型番を変更して再販売を始めました。

1977年にようやく復活したレビン、トレノを中期型というそうです。

本日はスプリンタークーペ ブラックトレノ1600GT Limited Edition 550についてお話したいと思います。


経緯は前記の通りなのですが、2T-GEUエンジンはとにかく規制に対応しただけのショボいエンジンで出力は100ps以上あったようです。

しかし、実際に乗ってみると100psも出ていない加速も遅く以前のTE27のようなスポーティーな走りはできないものとなっていたそうです。

当時はDOHCエンジンは市販車にはほとんど搭載されていませんでしたので、規制をクリアできただけでもメーカーにとっては大変な事だったに違いありませんね。。

それにしてもこのクルマ時代に翻弄された車種で2回も排ガス規制が入り、一度は消滅してから復活し他車種なので、同じ車種なのに型番が3つもある珍しい車種なのです。

少し横にそれましたが、リミテッドエディションは先代のTE27に比べ約60kg車重が重くなったことに加え排ガス規制対応により、燃料供給装置がキャブレターからEFIへと変わりトルクは増したものの、パワーは若干落ちたことも重なり以前のようなスポーティーさはな若干
スポイルされた形になりました。

当時豪華装備とされていたGTグレードがリミテッドエディションとなります。

なにせ一度消滅した車種のエンジンを改良して作り直した車種とあってトヨタの並々ならぬ努力とこのカテゴリーをどうにか復活させて残そうとする意思が感じられ、少々涙ぐましく思えますね。

販売台数も少なく限定車ということもあって中古では流通はしていないものと思われます。

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1551580525/index.html?TRCD=200002

リミテッドエディションではありませんが。。

1977年式なのでTE61には違いありません。。まあこの年式のクルマにしては格安ではないでしょうか。。?

もはやTE27も300万円超えですからね。。

TE47とほぼ同じですが、テールレンズが若干異なりTE61は2分割でTE47は3分割になっているのが違いですね。

恐らく限定車ならもっと価格は跳ね上がるのでしょうが。。

この車種を買うならまだ排ガス規制前のTE47を買った方がよさそうですね。

本日は排ガス規制後限定車トヨタスプリンタートレノリミテッドエディションのお話でした。

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!

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