1970年代からずっと変わらず
会社創設からずっと変わらないスタンス戦後飛行機メーカーから自動車メーカーに変わった富士重工業といえば水平対向エンジンを思い浮かべる人が多いと思います。
実際スバルといえば水平対向エンジンの独特な音を思い出しますよね。通常のエンジンはピストンが上下に動くことで動力を生んでいますが、スバルのエンジンは並行にピストンが動くことにより動力を生んでいます。
そのため通常のエンジンとは仕組みが違いその結果エンジン音も独特なものとなっています。
直列4気筒エンジンに対して水平対向2気筒×左右で4気筒のエンジン構成になっているのです。
スバルは80年代に北米向けに開発した車がことごとく売れず、倒産の危機を迎えるまでに経営が悪化していました。
80年代後半になっても事態は改善されずいよいよ本当に倒産の危機に直面します。
そんな1989年にレガシーが発売され大ヒットしたことによりスバルの倒産を立て直すに至りました。
通常は4気筒水平対向エンジンを搭載したモデルが多いスバルですが、中にはイレギュラーで水平対向6気筒エンジンも存在しています。
本日はスバル6気筒エンジンを搭載したレガシーについてお話したいと思います。
水平対向エンジンを作っている自動車メーカーは数少なく、昔はシボレーも作っていたそうですが、今では制作していないとのことなので、現状ではポルシェとスバルくらいなものでしょうか?
バイクでホンダが水平対向エンジンを搭載ているモデルを出しているようですが、クルマではありません。
そのような意味ではやはりポルシェとスバルになるようですね。
ポルシェは6気筒エンジンを突き詰めていった結果水平対向6気筒エンジンの空冷から水冷に変化し当初は200ps程度だった出力も水冷になり、改良を重ねることで500psもの出力を手に入れました。
スバルもアルシオーネから6気筒エンジンを開発し、改良を重ねていきました。
EZ30エンジンという3000CCのエンジンをランカスターやアウトバックに搭載したりしていました。
出力は200psを少し上回る程度の可もなく不可もない程度のありきたりなエンジンでしたが、改良を重ねるごとに250psになり最終的には3600CCで260psまで出力が上がったのでした。
そのエンジンはEZ36といいスバルレガシーに搭載されました。レガシーといえば2000CCや2500CCが多く3600CCはあまりじみがありませんが、6気筒エンジンなので多少排気量が多いようです。
ポルシェとは少し作りが違いますが、同様の水平対向エンジンが国産で存在すること自体が凄いことだと思いませんか。。?
NA6気筒エンジンが珍しいので一度乗ってみるのも面白いかもしれませんね。
そんなレガシーEZ36エンジン搭載車は今一体いくらするのでしょうか?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2888795062/index.html?TRCD=200002
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2739074942/index.html?TRCD=200002
実質B6が消滅している今保護する目的と一度は乗ってみる目的でこの価格はアリだと思います。
安いです。
あと10年程度したら値段上がるのではないでしょうか?
値段よりもこのエンジンを堪能するという意味でとてもリーズナブルで走行距離も少なくアリだと思います。
本日は日本車でボクサーエンジン搭載しかも6気筒エンジン搭載モデルレガシーアウトバックのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!