VZ-R Ⅰ 1997年
2BOXの出力競争はバブル崩壊後も続きそれぞれのメーカーから1台くらいずつは販売されていました。
CR-XのVTECに対抗した各社は熱量を増していきました。
三菱がミラージュにMIVCEエンジンを搭載した175psで対抗すると日産もそれに対抗するべく刺客を送り込んできました。
少し前の世代ではパルサーGTI-Rなどを販売したこともある日産の最終兵器でGTI-RはSR20の2000CCで230psを発生する出力でした。
2000CCで車重も1230kg程度あり少々重く、排気量も2リッター超えと少々大きめでした。
1997年に限定200台で発売したパルサーVZ-RSR16の1600CCエンジンを手作業でチューンナップするなど各所手を加えることで1600CCながらなんと200psの出力を発生させるに至ったんです。
車重も1120kgと比較的軽量でリッター当たりの出力は125psとパルサーGTI-Rがリッター115psだったことを考慮すると小型ながら相パワフルなエンジンだったことが分かります。
しかも先代は1230kgと車重が結構重めでしたが1120kgと100kg以上軽量に設計されていたので、クルマの性能自体は他社と比較して全く遜色ないものでした。
当時ホンダから発売されたシビックタイプRが195psだったことを考えると、そこそこな出力だったことが理解できます。
1998年にはバージョンⅡを300台限定で発売しました。
モータースポーツにも参戦していて1999年のスーパーN1耐久(現在のスーパー耐久)には数台のパルサーが参戦。タイトル争いは最終戦までもつれたが、惜しくもランキング2位と3位で終了しました。
この年はホンダシビックがチャンピオンに輝きました。残念な感じのクルマです。
スペック自体は問題がないのですが、エクステリアもそれほどパッとしないレース用にチューンナップしているものの何かパッとしない感じのクルマです。
そんな車があったことすらこの記事を書くことで知ったくらいです。。すでにバブルも崩壊して、節約や省エネを唱えていたころによく発売したものだと思います。
そんなパルサーVZ-Rは今一体いくら
するのでしょうか。。?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/16/700070374430190116001.html
まぁそんなもんですよね。
20年前のクルマとしてはそこそこな価格です。
この価格でホモロゲーションモデルを購入できるならまだいいのかもしれません。
見かけがそんなにカッコよくないので、乗りたいかどうかは個人の趣味によりますが。。
本日はパルサーVZーRのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!