最後のRX-7(FD3S)
1991年は日本の経済で言うと
バブル景気の終わりの年です。
世の中が浮かれてみんながお金を
使いまくるそんな時代の最後の年でした。
それまでは湯水のように使えた
企業の開発費もその年を境に怪しいものとなり、
1992年に突然バブルははじけます。
そんな1991年10月に3代目RX-7は
発売されます。
本来ならバブル景気に乗り先代のFC3Sよりも
おそらく販売台数は多くなるはずでした。
スペック的には13Bロータリーを2基搭載し
255psの出力前後ダブルウィッシュボーン
を搭載し、足回りも強化され先代のもでるよりも、
はるかに高性能となって登場しました。
エクステリアも曲線を多く用いたそのデザインは
エレガントという言葉がピッタリくるような、
そんなデザインでした。
その後さまざまなクルマが発売されますが、
これだけエレガントなスポーティーカーは
今後も現れないそんな勢いのある
デザインでした。
見てくれも、エンジン出力も足回りも
すべてにおいて先代を大きく凌駕しで
デビューしました。
バブル崩壊直前の発売でしたが、
崩壊後も進化を続け5回のマイナーチェンジを
施され1991年から1999年までの
約9年間販売されました。
最終的には自主規制アッパーの280ps
まで出力を高められ、レースでの最高速は
385kmも出せたそうです。
レースシーンでも活躍したモデルです。
同時期に発売されたユーノースコスモが
販売を中止してから唯一のロータリー
搭載車としてマツダのスポーツカー
ジャンルを支えていました。
以下引用
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ちなみにレースシーンでは
1992年
2月、デイトナ24時間レースでGTU優勝
4月、バサースト12時間耐久レースで総合優勝
1993年
1月、デイトナ24時間レースでGTU優勝
4月、バサースト12時間耐久レースで総合優勝
1994年
4月、バサースト12時間耐久レースで総合優勝
1995年、「ボンネビル・スピードウィーク」に「レーシングビート」として参加、
最高速385.6km/hを達成し、クラス記録を更新
さすがに4WDではないので、
ラリーでの活躍はありませんが。。
耐久レースなどで活躍したモデル
でもありました。
ロータリーエンジンは摩耗により
圧縮が落ちてしまいエンジンが使い物に
ならないものが結構多くあり、
中古車を選ぶには吟味が必要です。
アメリカの25年ルールをクリアした
現在中古市場では価格が高騰しており、
程度がよい車両は輸出されているものが多く、
国内でも程度の良い車両は価格が
急騰しているようです。
発売から一番新しいもので、
約20年ほど経過していることもありますが、
今なら程度が良い車両を探すことが可能
だと思います。
流れるようなエレガントなデザイン
そして、ロータリーエンジンのスポーツクーペ
乗ろうと考えているなら今しかありませんね。
今いくらなの?
すこし見てみましたが。。
もはや程度が良いものは
現実的な価格では手に入らないようです。
それでもこれから先も高騰し続けるでしょうから、
今ならまだ、程度良い車両を安く手に
入れられるチャンスかもしれません。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU0548207374/index.html?TRCD=200002
中には奇跡のような車両も
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/CU9262631538/index.html?TRCD=200002
5年後には2倍になっているかも
しれませんね。。
程度が悪い車両をレストアすると
このくらいの費用になってしまうので、
かえってお買い得かもしれませんね。。
走るエレガントクーペRX-7(FD3S)
のお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!