バブルな装備
1980年代バブル経済は衰えを知らずこのまま一生景気が良い時代が続くのではないかな?なんて思わせる不思議な時代でした。
特に1985年以降の景気は目を見張るものがあり、景気が良いからか土日に車で出かけても、混んでいることばかりだった記憶があります。埼玉から横浜に行こうと思って夜に車を走らせても5時間かかるとか、夏休み休みちょうどお盆のせいもあったのでしょうけれど、埼玉から伊豆に行くのに15時間かかるとか、いまでは考えられないような現象が結構起きていました。
映画『私をスキーに連れってて』上映以降のスキーの込み具合と言ったら半端なく行くのに12時間かかって、リフト待ち4時間とか平気であって、帰りなんて駐車場から出るのに4、5時間高速乗っても大渋滞。で超悲惨な目にあったことも1度や2度ではなかったはずです。
この話を子供たちにするとメッチャ爆笑します。
今の時代では考えられませんよね。。
考えられないつながりで、バブル時代のクルマの装備も今となっては考えられない装備が結構存在していたりしますね。
バブル時代にはいろいろな装備のクルマが登場していました。
スーパーチャージャー搭載車もその一つです。エンジンの回転を利用してコンプレッサーに動力を伝えそれを推進力に変える仕組みです。なので、ターボとは違いエンジンの回転力を使います。ターボは排気を利用して推進力に変えて加速します。
スーパーチャージャーは低回転時に有効でターボは高回転時に有効と言われていました。いまではあり得ないそんな住み分けをしていた過給機にある時バブリーな1台が新発売されたんです!
日産『マーチスーパーターボ』
このクルマスーパーですよ。
スーパーチャージャーとターボがドッキングしたエンジンを搭載していたんです。
それは早いですよね。低回転時はスーパーチャージャー高回転時はターボチャージャーで完璧な1台となっていました。スペシャルな1台ですよ。あれ以来30年近くお目にかかったことがありませんので。。
以下引用
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
●全長×全幅×全高:3735×1590×1395mm
●ホイールベース:2300mm
●重量:770kg
●エンジン型式・種類:MA09ERT型・直4 SOHCターボ+S/C
●排気量:930cc
●最高出力:110ps/6400rpm
●最大トルク:13.3kgm/4800rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:175/65R13
●価格:115万3000円
770kgで110psですよ。これは軽くて速いこと間違いありません。
マーチターボですらじゃじゃ馬って言われていたのですから、このスーパーターボは更にじゃじゃ馬だったに違いありません。それにしてもよくこんなクルマを市販で売り出したな。。って思いませんか。。?
ラリー参戦のためとはいえですよ!?それがたった110万円ですよ!今発売されたら即買いに行きますよ。1分の1スケールのおもちゃというかおもちゃですね。
このクルマはラリーで活躍できたみたいです。
このクラスでこのパワーって。。1馬力当たり1万円とは驚きです。
スーパーチャージャーとターボをドッキングさせるって通常なら考えないですよね。。バブルならではの装備です。
こんなライトウェイトのパワーあるクルマが新車で発売されたら、今なら、即買いますね。なんでも開発費あるからつくってみちゃう?
的なノリとしか思えないそんな1台ですね。
でも貴重な1台です。これ見かけたら即買いの希少車です。
いろいろな意味でバブリーな1台です。
もう一台紹介したいいと思います。今あったら即買いです。
このクルマもバブル真っ盛りの頃に作られたクルマで、パワーは軽自動車なので、そこそこですが、ホンダビートです。
なんといってもミッドシップオープン2シータです。
リアからエンジン音が聞こえてくるしかもオープンなので、風を切って走るリアから聞こえるエンジンサウンド!
これは贅沢な1台です。先ほどのマーチスーパーターボよりもタマ数が多いので、今ならまだ乗れますね。
ホンダ660はフルオープンではないので、また、違った乗り心地だと思います。ミッドシップオープンカー一度は乗ってみたいですよね!
本日はバブル『面白装備のクルマ』のお話でした。
最後までお読みいただき
ありがとうございます!