ドリフトタクシーの異名を持つ
特別仕様車 限定60台バブル崩壊後の国産車は省エネや節約のワードに沿った形で商品開発がなされていました。
当然スポーツカーなどのカテゴリーは死滅したも同然で各社ブランドが少しずつ消滅していました。
まぁ売れない車は作らないですよね。そんなバブル崩壊後に面白い特別仕様車が発売されたのをご存じでしょうか。。?
この車は超レアな部類に入るクルマで恐らく知っている方が少ないと思います。
本日はコンフォートGT–Zについてお話したいと思います。
コンフォートとはトヨタのクルマなのですが、小型タクシーとか教習車に特化した車なんです。
しかもこの車X80系のマークⅡをベースにした車なんです。
補強用のスポット溶接を少なくして剛性を落とすことで40万キロでも耐えられることを想定して作られたモデルなんです。
なのになぜ?
チューンナップした車があるのか。。元々は教習車をトヨタテクノクラフトトヨタの特別仕様のクルマ救急車とかレース用の
クルマとかを作る子会社が手がけた車なんです。
教習車をベースに3S-FEハイメカエンジンンにスーパーチャージャーを搭載して足回りなど各所をチューンナップしたクルマで
2002年にオートサロンに参考出品したところ反響が大きかったため受注生産で販売した超レア車なんです。
2003年から2004年まで合計60台しか生産されなかった車なんです。
コンフォートってクラウンにもあるんですけど、こちらは中型タクシー向けのクルマで今回のコンフォートとは違うんです。
出力は160psと特出して大きいものではありませんが、この教習車で160psの出力って面白いと思いませんか。。?
トルクも22.5kg・mと比較的大きめです。
この見てくれにスポイラーなどのエクステリア系のドレスアップ、そして地味な専用エンブレムスペックを言われないと決して
速そうとは思われない見かけ。
羊の皮をかぶった狼です。
230万円~298万円程度で販売されていたそうです。
60台も売れたのが少し驚きです。今の時代で見れば数字的には大したことありませんが、
このタクシーまがいな車種でそこそこの出力は結構魅力的でありませんか。。?
遅そうで早い的な。。
実用的にはタクシーにもできるクルマなので広い室内と悪くない乗り心地なのでしょうけれど、チューンナップして
足回りもいじっているのでタクシーの乗り心地というわけには行かないのでしょうけれど。
ちなみに
専用のブレーキパッド(フロント)
ブレーキシュー(リア)、
フロントスポイラー
ブラックアウトされたウレタン風FRP製リアスポイラー
専用マフラー
などがエンジン以外でいじられているところになります。
その他
標準でRSワタナベ・アルミ
ブリヂストン製「POTENZA GIII」
(前:205/60R15、後:215/60R15)
全体的にクロームを廃した外観やトランクリッド左についているエンブレムも1980年代のスポーツセダンテイストを醸し出していますね。
車高は純正比マイナス30mm程度で使い勝手も考慮した感じになっているようです。
そんなコンフォートGT–Zは今一体いくらするのでしょうか。。?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/14/700120047130180930001.html
まぁ限定車なので、こんな価格なんでしょうね。。
少しやりすぎな感じは否めませんが。。
なにせ60台しか販売されていないのでお探しの方はあったら買いですね。
今保護して維持しながら楽しんで乗っていくのはアリだと思います。
本日は久々の羊の皮をかぶった狼トヨタコンフォートGT–Zについてお話しました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。