X70系マークⅡ
コロナから脱却
1980年代の中盤から
国産車の開発は日本の景気と連動していることが多く、古くは高度経済成長期その後のバブル景気のころに目立った開発が行われ多くの名車を産出してきました。
1980年代の半ばにバブル景気が花開くと開発は留まるところを知らず、次々と新しいエンジンや、プラットフォームが開発されていきました。
本日はX70系トヨタマークⅡについてお話したいと思います。
元々はトヨタのエンジンの基本設計は古いものが多く、M型は1953年から構造が変わっていませんでした。結局進化しながらも93年まで約40年もの間使いまわしていたのですから、驚きます。
X70系マークⅡはそのM型から80年代にあたらに開発したG型系のエンジンをいち早く搭載したモデルです。2000CC直列6気筒、比較的長いストロークでトルクもM型に比べると太く、後に発売される1G-GTEUは日本で初めて発売されたツインカムツインターボのエンジンでした。
当時はまだ70年代の排ガス規制の面影がかなり強く残り、それまでのものを使いまわしていたのですが、非力なことは否めませんでした。
当時のツインカムツインターボは頑張っていましたが、頑張って160psと現代のクルマに比べるとかなり非力でしたが、それはそれで当時は高出力の部類に入る出力だったのです。
エクステリアは80年代に多かった直線を基調としたデザインで、エッジの効いたボクシーなデザインは今見ても潔く美しいデザインだと思います。
80年代は今のクルマの違い比較的直線をベースにしたモデルが多く存在していました。
エンジンもツインカムツインターボエクステリアもスッキリとした直線系当時のスペックとしては4ドアのクルマとしてはハイスペックでインテリアもデジタルメータなどバブル臭漂ういわゆる『ハイソカー』でした。
当時の価格は250万円を中心にしていましたので、ハイソサイエティーと言えばハイソサイエティーなクルマで丁度日本のサラリーマンの収入レベルが『中流』などと言われ始めた?時代で下ではないけど最高級でもない中流なクルマの代表格的な車種でした。
そんな車種のフラッグシップとしては今となっては非力ですが、当時としてはセンセーショナルな出力だったりしました。
当時ソアラやスープラでも5Mや7Mの古いエンジンを搭載しながら、『最速』や『最高出力』などと謳っていたことを考えると1Gは80年代開発で新しく潔いといえるのではないでしょうか?
全てにおいて潔いクルマで現代の物と比較しても上出来な国産車なのではないでしょうか。
そんなX70系マークⅡツインターボは今一体いくらなのでしょうか。。?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/15/700020356830191220001.html
希少5Fのクルマです。年式を考慮すると走行距離は仕方無いのかもしれませんね。。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/10/700030076330191025002.html
中高年が好んで乗る車だったからでしょうか。。?こんな奇跡のクルマがまだあるようです。
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/15/700060008130190616001.html
結構ありますね。。この車種ならまだ探せば程度が良い車両があるので、じっくり選んでゆっくりと時間をかけてレストアするのも面白いかも知れませんね。
本日はバブル時代を代表するハイソカートヨタX-70マークⅡのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!