1990年前半までの超好景気に
支えられた自動車の黄金期も
1992年以降バブル経済の崩壊
と共に陰りが見え始め、
少しずつ時代が変わっていきました。
それまでのイケイケの時代とは
打って変わりギスギスした、
無駄なものは排除する
節約や省エネがもてはやされてきました。
クルマも時代背景とリンクするもので、
前半に開発が進んだものは
発売したものもあれば
開発段階で、中止したものも
あったり様々でした。
企業も大きな痛手を受けた
ことは間違いなく、開発や
新車などがそれまでのように
頻繁には発売できなくなり
ました。
特に1995年以降2000年代
前半までは既存のクルマの
マイナーチェンジや同じ
プラットフォームを使った別のクルマ
を新発売するケースが多かったようです。
日産は2000年にZ32の販売を中止します。
それまでのように、ハイパワーの
クルマが売れなくなり、
開発にも費用をかけれなくなった
ためでしょう。
Z32は1989年バブル絶頂期に
登場し、バブル崩壊のあおりを
モロに喰らった1台とも言えます。
その後細々と販売を続けたものの、
次世代のクルマを開発することすら
できないまま約10数年の幕を
閉じることになったのです。
各企業のダメージは大きかった
のは間違いありませんが、
中でも日産の経営は危機的状況だったのです。
元々日産は戦前のコンツェルン
『日本産業』の主幹会社の名残り
が色濃く残る超保守的で、
変化を好まない会社でした。
会社の規模は大きく安定は
していたため戦後国策で、
プリンス自動車と合併したそんな会社です。
基本は閉鎖的で保守的な会社なのです。
そのためバブル崩壊から、
なかなか脱出することが出来ず、
外部の力を借りることになりました。
ルノーのカルロスゴーンさんが
この会社の危機を救います。
そしてゴーンの号令のもと、
フェアレディZのブランド
が復活を遂げるのです。
2002年に2年のブランク
を空けて日産からフェアレディZ
Z33が登場します。
先代のZ32とは全く違う
プラットフォームは
スカイライン系のものを共用しており、
先代よりだいぶ小型化された感じです。
ロングノーズショートデッキは
まるで初代フェアレディZ S30を
彷彿とさせるルックスで、
少し小柄になったような印象で、
カッコいいスポーツカーが
帰ってきた感じがしました。
エンジンと走りに関しては、
VG30型の後継機種
VQ35型のV型エンジン搭載で、
発売当初こそ自主規制の280ps
でしたが、毎年改良を重ね、
最終的には313psと、
300ps越えのハイパワーを
発揮したクルマだったんです。
車種のラインナップは
2シーターのみの設定で、
2by2はスカイラインに集約
ということだったらしいです。
別のクルマには集約って言わない
気がしますが。。
モータースポーツでは、
地味に活躍しているようです。
全日本GT選手権では、
2005年にタイトルを獲得しています。
そんなZ33も発売から、
十数年経過しており、
とはいえ、まだそんなには
ヤレていないことを考えると、
お買い得かもしれません。
一体今いくらなの?
Z33オープンモデルでこの
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低走行でも
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旧車にはもう少し時間がかかりますが、
将来価格が上がるクルマであると思います。
お探しの方は、
今最安値のお買い得です。
本日はバブル時代
その後世代のクルマのお話でした。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました!