残念なコンセプトカー
1980年代後半の日本の自動車産業は開発費があり、これまでにないタイプのクルマを世に送り出していました。
バブル真っ盛り1987年の東京モーターショーでプロトタイプ出品された日産のクルマが当時話題になったんです。
市販間近と騒がれていて、1990年には発売されそう。みたいな噂まであった幻のクルマ日産MID4です。
ご存知の方も多いとおもいますが、
簡単にご紹介させていただきます。
当時日産が開発したVG30型のV型6気筒エンジンをツインカムツインターボにチューンナップして、330psまで出力を高めた高性能ミッドシップカーでした。
当時日産は経営難で、市販にするための
テスト費用や、改良などの開発費用を
それ以上かけられず、経営トップが開発を中断したと報じられています。
このクルマ発売していたら、バブル景気でバカ売れしたこと間違いありません。
何せ3000CCクラスのミッドシップ
で330psもの出力を発生させるそんなクルマが日本にはありませんでしたから。
厳密に言えばトヨタのMR2は既に販売されていましたが、1600CCクラスで少々小型でしたので。。
このクルマは4WDに4WSを搭載し、当時の日産の最先端技術を注ぎんだ1台となっているんです。
当時開発段階で、日産の副社長が、当時ポルシェ959を発売したばかりのポルシェに相談するように指示され確認したところ。。
以下引用
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当時市販化に向けて3代目の試作車をどうするかを検討するにあたり、ポルシェ・959を発売したばかりのポルシェで相談するように日産自動車の副社長より指示があり、相談したところ「959のようなクルマは、採算を度外視して、ポルシェが持てる力を全部そこに集中して初めて出来るようなクルマなんだ。
そのためには、それこそが我らの仕事だと発想できるような組織が必要だ。
組織というのは、つまり人間だよ。
かじり付いてでも完成させるんだ!
我らの技術の粋を見せてやるんだ!!
っていう気概を持って仕事に取り組んでいる人間で構成されている組織かどうかということだ。
ポルシェはそうだ。日産は、どうなんだい?」と言われ、それを本社に伝えたところ、あっという間に中止の結論が出たという。
これ流石日産!お堅い感じの、ジョボさ満点な感じの回答ですよね。。
日産関係者に怒られそうですけど。。当時日産も経営難だったから、仕方ない判断なのでしょうけれど。。
そここそが重要で、何か飛躍できない理由なんでしょうね。。
気概を持って。。それがあればトヨタを抜いて世界一になってるだろうし、ゴーンさんに助けられてないだろうし。。
話はそれましたが、そんなスーパースポーツカーが、市販される話しがあったんです。
その後エンジンはZ32フェアレディZ
4WDや4WSはR32スカイラインに
継承されました。
技術は継承されましたが、このクルマに乗ってみたかった。日本発のスーパースポーツカーカッコ良かったでしょうね。。
NSXと瓜二つなのは気のせい?でしょうか。。
突き詰めていくとこんなフォルムになるのでしょうか。。?
本日は幻の名車スーパースポーツミッドシップカーのお話でした。
本日も最後までお読み頂き
ありがとうございます!