隠れたロータリー
このクルマ何?
マツダのエンジンはレシプロエンジンとロータリーエンジンがありますよね。
ロータリーエンジンはいろいろなクルマに搭載されましたが、スポーツカーと言われるクルマに多く搭載されていました。
コスモスポーツに始まり、ファミリアロータリーカペラ、サバンナなどライトウェイトのスポーツカーに搭載されることが多いエンジンに思えます。
ですが、バスや大型車などにも搭載されたり、わりと大型のクルマにも搭載されていたんです。
今回はマツダルーチェレガートにスポットライトを当ててみたいと思います。
ルーチェレガートはルーチェの上級モデルとして1977年に発売されました。
ルーチェとは趣が異なりなにかエレガントというかゴウジャスな感じを醸し出しています。
ライトが独特で各目縦4灯のフェイスです。こんな割と落ち着いたというか、おじさんぽいクルマなのにレシプロエンジンのほかに13Bロータリー×2基を搭載しているんです。
654cc×2基なのに135psのパワーを出力するのはレシプロエンジンのワンストローに1爆発なのに対して、ロータリーの1回転3爆発。
ってことは普通に同じ排気量なら3倍の馬力があることになります。
1300ccだと当時のエンジンだとトヨタで4Kあたりだと思うのですが、70馬力程度だったことから少なくとも約倍の出力です。
馬力もさることながらこの見てくれで結構な馬力を保ちながらゴージャスな見かけと出力のアンバランスがいいですね。
いまではこんなクルマないのですが、当時はまだいろんな意味で余裕があったんでしょうね。
メーカも売れるクルマを作るのはもちろんですが、ニーズを調査していたんでしょうね。。
この大型のおじさんっぽいクルマにロータリーエンジンで売れるのかどうか。。
今あったら欲しいなと思いませんか。。?個性的な見てくれとおじさんっぽい遅そうな感じ。
でも実は早かったりするギャップがいいですね。
ロータリーなのでチューニングすればそれはとても早くなるわけで。。
でも見かけをそのままおじさんっぽくでも超早いクルマ。
乗ってみたいですよね。
このクルマのエンジンはのちのRX-7やコスモに搭載されるものと同じなんです。
コスモは3つ乗せてますが。。
やっぱいつの時代も見た目と実力のギャップっていいですよね。
いまあったら乗りたいって人多いんでしょうね。
本日は今は少なくなった見てくれおじさん中身けっこう本気のクルマのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。