1980年代終わり
1980年代に入ると70年代の
排ガス規制の影響を受けつつも
新しい時代に向かって自動車の
開発が続けられていました。
1980年代も前半と後半で開発度
が変わり、前半は70年代を引きずった
感じの装備やエンジンが多く
みられましたが、
80年代後半は本当の意味で新開発
のエンジンや装備が世間を賑わせて
いました。
1980年代前半に日産の3代目
Z31フェアレディーZが新発売されます。
V型エンジンを搭載した3代目
フェアレディーZはエンジンも
プラットフォームも新開発の新しい
ものでした。
先代の2代目フェアレディーZ S130は
S30の踏襲でエンジンも作りも
初代とあまり変わらないなにか守りに
入ってしまったような。。
新開発のエンジンと装備
新開発とは言い難い作りでしたが、
3代目はエンジンもエクステリアも
今までとは全く違った新しいものでした。
エンジンは日産が社運をかけて開発した、
V20型エンジンとV30型エンジンを
搭載し、エクステリアはセミリトラクタブル
ライトを採用し見た目も中身も
先代のものとは違ったつくりとなり、
70年代を払拭したモデルとなりました。
実際パワーもV型NAエンジンVG30
230psと80年代初頭
にしてはハイパワーを誇っていました。
3代目のフェアレディーZも初代2台目と
のロングノーズショートデッキを
踏襲した以外は新しい時代を感じさせる
作りでしたが、1980年代後半に
デビューする4代目フェアレディーZ
で完全に70年代を払拭するモデルと
なりました。
1989年に4代目Z32フェアレディーZ
がデビューします。
エンジンはVG30型3000CCエンジンに
ツインターボを組み合わせたエンジンで、
国内で初めて280psの自主規制となる
馬力を発生させるなど、
新しい時代を感じさせてくれる1台でした。
見た目は固定ライトになりましたが、
今までに見たことがない
ボンネットに埋め込まれた
宇宙船のようなライトが印象的でした。
また、幅も75mmも広がりました。
北米を意識したモデルでもありました。
1989年に日産からデビューしたモデル
スカイラインGT-R、インフィニティ
このフェアレディーZの3車種は当初
300psオーバーでしたが、
当時の陸運局に280psを上限と
するよう自主規制を促されました。
そうして国内初の自主規制280ps
のモンスターマシンが誕生したんです。
1980年代の後半は各メーカーから
70年代を払拭したというより、
大げさに言えば本当の意味で戦後を
払拭したと言えるクルマの登場だった。
と言えるのではないでしょうか。。?
このモデルから国内のハイパワー
戦争がはじまります。
フェアレディーZに始まり、
三菱GTO
スカイラインGT-R
A80スープラ
ホンダNSX
マツダコスモロータリー
ランサーエボリューション(6代目)
など、280psを誇る
1990年代のパワー戦争の
幕開けとなる1台でした。
今いくら?
少し前までは100万円以下で手に
入りましたが、今いくらくらい
なのでしょうか。。?
Z32
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/12/700040221030170602001.html
Z31
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU1342140158/index.html?TRCD=200002
いいクルマですよね。
まだ間に合います。
値段は上がっていますが、
手の届く範囲なのではないでしょうか。。?
本日は日本初の自主規制280ps
のクルマZ32フェアレディーZの
お話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。