あのころ本気で欲しかった
１９８０年代は７０年代の影を引きずりながらも、
新しいクルマや新しいエンジンが少しずつでは
ありましたが、誕生していました。
中には７０年代のものにチョイ足しで作ったものや、
外装だけ変えて６０年代設計のエンジンを
搭載したものなども新車として発売されて
いしました。
そんな１９８２年に２代目プレリュードが
発売されます。
初代の２ドアと足回りの良さは踏襲したものの、
エクステリアは思い切った斬新なスタイルで
８０年代初頭のホンダにしてはあり得ないくらい
思い切ったエクステリアだったんです。
低い重心にリトラクタブルライト
エンジンは１２５ｐｓ直４気筒SOHC１８００CCの
排気量で、エンジンレイアウトはFFながら超カッコの
いいクルマだったんです。
このころの日本車にリトラクタブルライトは少なく、
数種類の車種しか採用しておらず、しかも３ボックスの
クーペスタイル、直線を基調にした比較的ボクシーな
スタイルで、発売するや大ヒットとなりました。
その車に乗ると『ナンパ』の成功率が高くなるなんて
ことを当時はまことしやかに言われていたものです。
そんなこともあって、『デートカー』なんていう呼び方を
されていたモデルでもありました。
まぁこのエクステリアで、そこそこパワーがあって、
スマートならツールとしては重宝したのも
分かる気がします。
当然ドライバー本人の問題もあると思いますが。。
（ドライブテクニックとかトークテクニックとか）
いろんな意味のテクニック。
３年後の１９８５年にアコードエンジンのB20Aを
搭載したグレードSIが投入されました。
DOHC１６０ｐｓの出力はこのクルマのエクステリアと
９００ｋｇ程度の軽量と相まって実力も兼ね備えた
デートカーとしてさらに人気がでたのでした。
ターボ全盛の時代でしたが、ホンダこだわり
のNAで１６０ｐｓは普通にスポーツカーの
部類に入るスペックだったんです。
人気絶頂の１９８７にフルモデルチェンジが施され、
３代目が発売されました。
エクステリアは更にブラッシュアップされ精悍な
面持ちでさらにカッコよくなった感じがしました。
エンジン性能は２代目と同様SOHC１８００CC
DOHC２０００CCの２種類で共にシリンダー部分は
共通でB20Aを搭載しましたが、３代目には当時
まだ珍しかった４WSが搭載されました。
クサビ型のフォルムは今見ても美しくなめらかで、
今のクルマにはない気品さえ感じられます。
まさにスペシャリティーカーという呼び方が
これほどピッタリなクルマも珍しいほど
スペシャルなクルマでした。
そんなプレリュードも３代目を境に
パワートレインや足回りは改良され、
円熟さを増していきますが、パワーの円熟とは
反比例して、エクステリアはどんどん悪くなって
いきました。
４代目もさることながら、
５代目は最悪のエクステリア
だったような気がします。
パワーユニットは良かったものの
見てくれが悪いために
販売台数的にはあまり
良くなかったんだと思われます。
今いくらなの？
そんなプレリュードって
今一体いくらくらいなのでしょう。
走行９０００ｋｍなどという
奇跡のような程度がありました。
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU0103466785/index.html?TRCD=200002
まぁそんな感じになるかな
それでも格安だと思います。
新車とほぼ同様でこの価格なら。
XXで低走行でも
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU0107747367/index.html?TRCD=200002
３０年以上前のクルマでこの
価格ならアリだと思います。
今ならまだ程度が良いものが
探せるかもしれません。
お探しの方は今がチャンスかもしれませんね。
以前は中古車市場でもあまり見かけませんでしたが、
最近は少しずつ増えてきたように思います。
FFなこともあり、アメリカではあまり人気が
出なかったのでしょうか。。？
２５年ルールが解禁になった今でもこの程度の価格なのは
不思議です。
本日はバブル時代の申し子
プレリュードのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます！