DOHCターボに4WD
1980年代は70年代に苦しめられた
排ガス規制やオイルショックを払拭
するために各メーカー開発に
励んでいる時代でした。
特に80年代初頭は新しいものと
古いものが混在する面白い時代でした。
大衆車にDOHCエンジンが搭載される
だけでも大層なことだったんです。
ターボかツインカムか論争に決着を
付けるクルマが登場したのは1984年
でしたが、1985年にマツダから
画期的なクルマがデビューしました。
当時日本の乗用車には4WDがほとんど
なく、クロカンや商業4WDしか無い時代
で特に小型の2BOXならなおさら
その様な事はありませんでした。
そんな中ファミリアはDOHCでしかも
ターボで4WDのクルマを発売したのです。
日本初のフルタイム4WDです。
しかもツインカムターボです。
売れないわけがありませんね。。
当時CRXや他のハッチバックが
多く発売されていましたが、
4WDは唯一このファミリアだけでした。
この車は30mmも車高が調整できる
機能がついており、ラリーでも
活躍したクルマだったんです。
エンジンはB6型にターボを搭載し
1600CCながら140psの出力を
誇っており、トラクションも掛かりやすい
フルタイム4WDでした。
80年代に入ってようやく新しく
開発された仕組みとエンジンの
組み合わせだったんです。
マツダも倒産の危機から5代目ファミリアで
ようやく脱出し新たな領域に進化しようと
しているそんな時期のクルマでした。
それはそれでそこそこヒットも
してそこそこ良かったのですが。。
販売チャンネル問題や売れない
クルマをいっぱいつくった問題など
色々ありマツダも大変な思いを
する事になります。
そんな大変な思いをするちょっと
前の画期的な仕組みでヒットした
ちょっとカッコいいクルマです。
そんなファミリア4WDターボは
今一体いくらするのでしょうか?
今中古で出ていませんね。。
少し前までは85年で
12万キロ走行で80万円程度
で出ていました。
ちょっと強気な価格だと思いました
が売れなかったのでしょうか
その数ヶ月後には60万円程度で
出品されていました。
探せばそのうち程度が良い
車両が出てくるかも知れませんね。
日本初の4WDターボって意味で
行くと結構価値があるかも知れません。
いかがでしょうか?
本日はバブル時代のフルタイム4WD
マツダファミリアB6ターボの
お話でした。
本日最後までお読みいただき
ありがとうございました!