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デカッ!!Z32 バブル新時代のフェアレディーZ!!

  • 2019年9月20日
  • 2020年3月10日
  • 旧車
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丁度バブル絶頂から崩壊そしてその後

1980年代終盤に

1980年代前半は70年代を色濃く残る少し暗い時代を引きずっていましたが、中盤から後半にかけてはバブル景気を
背景に自動車産業も少しずつ元気を取り戻してきた、そんな時代でした。1989年はちょうどバブル絶頂期にあたり、自動車産業の黄金期と呼ばれています。

そんな1989年にフェアレディーZZ32が発売されました。このクルマは画期的で当時の日本車では最高280psもの出力を発生させる新開発のV6 3000CCのエンジンを搭載していました。


当時の国土交通省ではパワーのありすぎるクルマは交通事故を起こしやすいなどの理由から、300ps以上あるエンジンは認可を下さなかったため、自主規制という形で約10%出力をダウンさせて認可をとったとのことです。その後十数年日本のクルマの出力は280psという出力で自主規制をしてきました。確かに日本の国土でそのパワーは一体どこで使えるんだろうと思えるような出力ですね。

このZ32を境に日本のクルマはパワー戦争時代へと入っていきました。

それはさておき、このZ32はこれまでのフェアレディーZとは一味違っており、アメリカナイズされたというか欧米向けにワイド&ローを目指した設計になっており、しかも高級スポーツカー路線の先駆けを作ったクルマでもありました。そのため、日本のこれまでのクルマより2周りくらい大きく感じる車となりました。

全幅はやく1800mmと普通乗用車と比べると若干大きめな作りとなり、それは欧米では広く受け入れられ、
BMWなどほかの高級スポーツカーと同等のレベルとして受け入れられるようになった最初のクルマでもありました。R32GTRで1695mmなので、それと比較しても約100mm大きいクルマだったんですね。

2シータモデルと2by2モデルがあり、エンジンも自然吸気とツインターボがありました。2by2モデルではTバールーフが標準装備となっていたようです。今となってはこのTバールーフは結構厄介なルーフで、雨漏りはするのですが、ウェザーストリップが欠品のため修理が大変難しいようです。

当時は130Zから続くこのTバーは大変画期的で、ボディー剛性を保ちながら、解放的なオープンエアも楽しめる、そんな便利なルーフでもありました。

ライトも画期的で平面に付いてながら、ハイビームも照らせるそんなライトで先代のセミリトラクタブルライトと比較するとすっきりした感じになりました。このライトはのちにランボルギーニディアブロにも採用されています。

いろいろとエンジンもプラットフォームも80年代に入ってからの新開発品で作られていましたが、バブル崩壊とともにモデルチェンジする資金もなくなり、その後2000年までちょっとしたMCを繰り返しながら販売を続けていきましたが、販売台数の落ち込みなどから、次のモデルチェンジをすることなく、35年以上続いたブランドも一旦幕をおろすことになりました。

日産がV字復活したころの2002年にブランド復活しましたが。。

旧車の価格が高騰しているいま一体いくらになっているんでしょうか。。?

https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/16/700973110330200204001.html

5年くらい前まで二束三文で売られていたのに。。こんな価格にまで上がってしまいました。。残念です。。このクルマももはや30年以上も前の車となってしまいましたが、今ならまだ探せば、程度が良い車両が手に入るかもしれませんね。直しながら乗っていくのも、面白いかもしれません。

本日はバブル絶頂期から崩壊そして低迷時代を見届けたZ32フェアレディーZのお話でした。

 

本日も最後までお読みいただき

ありがとうございました!

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