バブルのじゃじゃ馬ホットハッチ
1980年代の中盤から90年代の初旬にかけて日本の自動車作業は黄金期を迎え、このころに作られたクルマは開発費用を掛けられたクルマや、面白いクルマが多く存在します。
いまでは考えられないような豪華な装備や無駄にパワーを追及したエンジンなんかもこの時代のクルマの魅力だったりします。
本日はバブルまっただ中に発売された三菱ミラージュに焦点を当ててみたいと思います。
三菱ミラージュは1978年に発売されたFF2BOXスタイルのクルマで当時はNAエンジンしかありませんでしたが、時代はバブルまっただ中の1987年に4G61という新しいエンジンを開発しました。
1600CCツインカム16バルブにターボエンジンを搭載し145psの出力を発生させる力強いクルマとなり発売されました。
三菱のツインカムエンジンはギャランGTO MR以来17年ぶりに登場したこともあり、気合の入れ方が結構本気だったことがうかがえます。
この時代のクルマにしては車重1tそこそこでパワーが145psだと相当力強い方で乗りこなすのが結構大変だったようです。ネーミングもサイボーグってなんか速そうな印象ですね。
1989年マイナーチェンジが施されインタークーラーを装着し145psから160psまでパワーアップし4WDを組み合わせたモデルも登場しました。
このくらいのパワーだと4WDでトラクションを稼がないとパワーがきちんと伝わらない気がします。
軽量でハイパワーな4WDならモータースポーツでも活躍したのかと思いきやこのころギャランVR4も発売していましたのでそうでもなかったようです。
パワーは圧倒的にそちらの方が上で、しかもラリーなどですでに活躍していたこともあり、ラリーというよりもジムカーやワンメイクレースなどで活躍したようです。
それにしてもリッター100psって結構モンスターエンジンですね。
そんな三菱ミラージュサイボーグは今一体いくらするのでしょうか。。?
元々ライバルはシビックやCRXなど走り屋ご用達のクルマなので、事故車も多く、しかもマイナーであったことから現存するクルマが発見できませんでした。
モデル後期のものがもし発見出来たら、『買い』ですね。これからもっとレア車になること間違いありません。
もう発売から32年も経ったんですね。
本日はバブルまっただ中の三菱本気の2BOXミラージュサイボーグのお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!