80年代独自開発はホンダだけ
1970年代の後遺症は80年代に入っても続き80年代前半は70年代と変わりはそれほどありませんでした。
それどころか旧世代のエンジンにターボを搭載してみたり、旧型エンジンのシリンダーヘッドだけを80年代に作ったものに変えるなど、誤魔化しとも思える手法で開発風を装っていました。
トヨタや日産ですらそんな状況にもかかわらず、ホンダだけは独自の開発を地道に進めていました。
流石エンジン屋だけあり、ホンダが80年代に開発したエンジンは他社のそれとは違い新開発したものが多く見受けられます。
80年代前半1982年にホンダはプレリュードをフルモデルチェンジします。
初代モデルはパッとしないただの2ドアクーペでしたが82年に発売された2代目プレリュードはエクステリアも、エンジンも新開発にふさわしい内容だったのです。
エンジンはES型直列4気筒のSOHC1800CCエンジンでCVキャブレターを2基搭載し当時としてはまぁまぁな出力125psを発生させられる程度のエンジンを搭載していました。
しかしながら、エンジンよりもエクステリアが素晴らしく、当時まだあまり国産車では少なかったリトラクタブルライトを採用し、何故か運転席側から助手席のシートを操作することができる面白いつくりのクルマだったんです。
その機能を『デートカー』などと呼んでいたようすが。。何かちょっと違う気がするのは気のせいでしょうか。。?
エクステリアの素晴らしさは初代と比較すると歴然でした。美しい外見と相まって80年代初期に大ヒットした車です。
いまではすっかり見かけなくなりましたが。。
1982年から1987年まで販売されますが、1985年にB20A型エンジンが開発されプレリュードにも搭載されました。
2000CCDOHCエンジンで、出力は160psと当時のNAエンジンとしては超優秀な出力です。
しかも車重は1tを切る軽さです。高出力エンジンに超美しいエクステリア、売れないわけがありませんね。。
たった7年間で約17万台弱を販売したそうです。82年はまだ高校生でしたが、先輩が卒業してこの車を購入したと聞いてすごくうらやましかった記憶があります。
発売からすでに35年以上も経っているので、車両自体もあまりないと思われますが、今一体いくらするのでしょうか?
https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2351891652/index.html?TRCD=200002
初期の1800CCで年式相応の走行距離
でも希少価値からでしょうか?この価格です。無くはないのでしょうけれど。。アリとも言えませんね。。
3代目プレリュードは比較的多く見る事ができますが、2代目は少ないです。しかもB20A搭載のSIは皆無です。
もし走行距離が少ないSI(B20A)を見つけたら買いですね。販売価格によりますが。。
本日はバブル前昭和のデートカー
ホンダプレリュードのお話でした。
本日も最後までお読み
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