1984年から2004年まで20年間
国産車のエンジンは設計から20年程度国産エンジンの寿命は約20年程度なのかもしれません。
国産車のエンジンのルーツを探ってみると結構面白いものがあります。
本日のクルマはRB25搭載のR32スカイライン後期型についてお話させていただきますが、その前に少しだけエンジンのお話をさせていただければと思います。
日産の直列6気筒エンジンはプリンス時代までさかのぼります。G7エンジンと言ってプリンスグロリアに搭載されていたエンジンですが、元々はドイツのメルセデスベンツの6気筒を真似して作られたエンジンと言われています。
その後日産と合併した後はL型エンジンとして長きに渡りさまざまなクルマに搭載されたエンジンです。
L型エンジンは2000CC、2400CC、2600CC、2800CCとバリエーションが豊富で、独特な作りでした。
いまではほとんど見られないターンフローといって排気と吸気が同じ方向で、Uターンするように設定されていました。
シリンダーブロックは鉄の鋳物製でとても頑丈にできていたため、チューンナップにも十分耐えられる耐久性があり、多くのプライベーターがL型エンジンのチューンナップに明け暮れたのです。
1960年代の設計で70年代を日産の中型から大型車に搭載されました。
しかしながら、排ガス規制により一時期元気がなくなり、70年代後半からはポンつけターボ搭載車が多く出回り少し元気を取り戻したエンジンです。
このエンジンはSOHC飲みの設定となっていますが、幻のエンジンとしてシリンダーヘッドがDOHCのものが存在したりします。
70年代のスカイラインやフェアレディーZなどのスポーツカーからプレジデントのようなVIP車まで幅広く搭載された日産を代表するエンジンの一つです。
そんなL型エンジンも1980年代中盤になるとさすがに60年代の設計では古いものとなり、新しいエンジンの開発が必要となってきました。
しかしながら80年代半ばの日産はすでにV型エンジンの開発に多額の開発費を投入していたため予算がほとんどありませんでした。
そこで、取られたのがL型エンジンのシリンダーブロックをほとんど踏襲してシリンダーヘッドをDOHCのものに乗せ換えて新しいエンジンとして作り直したのが、RBエンジンです。
当初開発されたのはRB20といって2000CCのエンジンですが、開発者の意向としては2500CCに照準を合わせて開発したものらしく、2500CCが一番このエンジンにとって良い排気量だったようです。
2000CCの何年か後に開発されたものですが、GTRに搭載されていたRB26とは共通する部分はほとんどないそうで、RB26はGTR専用に開発されたものと同じらしいのです。
そういう意味では2500CCがこのエンジンのパワーバンドに相当する排気量で、このエンジン搭載車にのるなら2500CCがおすすめです。
そんなRB25を搭載したクルマはどんなものがあるのでしょうか。。?
ローレルやセフィーロなどもありますが、やはり大乗的なのはR32スカイラインです。
1991年のマイナーチェンジ時に発売されたGTS25がそのモデルです。
4ドアもレアで良いのですが、やはりスポーティーに乗りこなすには2ドアが良いのかと思われます。
使い勝手は4ドアよりも劣るかもしれませんが。。エンジン出力は180psとNAながらそこそこのパワーを発生させるエンジンです。
L型とは違いDOHCで50ps程度出力が違うようです。後にターボ搭載車になると280psまで出力は上がりますが、日本の道路事情でそのパワーが使いこなせるかは微妙だと思われ、
180ps程度でもNAでアクセル踏んだだけレスポンスがあるエンジンの方が乗りこなすと言う意味においては楽しい車なんだと思います。
なによりスカイラインは数少なくなったFRレイアウトのクルマで、ライトウェイトというには少々重めですが、エンジン出力も高いため街乗りから峠まで幅広いシュチュエーションで活躍できる車です。
そんなR32もマイナーチェンジ後のものでもすでに28年も前の車両になってしまうんですね。。
早いものです。。
そんなR32GTS25は今一体いくらくらいするのでしょうか。。?
https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/12/700040124930180102002.html
28年前のクルマでこの走行距離で
この価格はアリだと思います。
むしろお買い得ではないでしょうか。。?
探せばまだ程度がよい車両が発見できるかもしれません。今購入して維持しながら楽しむのはアリだと思います。
エンジンパーツも豊富だし、外装パーツも探せばまだありそうだし。
本日はバブル時代R32スカイライン
GTS25のお話でした。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございます!